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2023.07.30
未経験でも介護職の転職を成功させるためのポイント
現在、多くの方が介護職に従事し、様々な職種・役職のスタッフが協力しながら専門性の高い介護サービスを提供しています。しかし、最初から全員が経験者だったわけではありません。未経験者でも、介護職への転職は可能です。
ここでは、介護職への転職を成功させるためのポイントをご紹介。大切なポイントを押さえながら転職活動を行い、長く居られる職場を見つけるためのヒントにしてください。
未経験者はまず介護職の職務内容の理解が大事
介護職を志すのであれば、職務内容についてしっかりと理解しておくことが大切です。65歳以上の加入が義務付けられている「介護保険制度」が成立したのが2000年に入ってからですので、まだ成長の途上にある業界。「要介護者の介護をする」となんとなく知っていたとしても、介護経験のない方は具体的な業務内容まで把握できていないケースが多いようです。これから働く現場のことをよく知り、長く勤続できるよう準備してください。
介護の内容は、2種類に大別されます。
・生活援助……料理や洗濯といった身の回りのお世話を行う
・身体介護……入浴や排泄など、要介護者の身体に触れる直接的な介護
また、介護の現場についても、要介護者が入居したり通ったりする施設で行う「施設介護」と、要介護者の自宅に訪問して行う「訪問介護」があります。訪問介護に従事する場合は、資格が必要。さらに、喀痰吸引など医療行為にあたる介護も有資格者のみ行えます。
未経験、無資格であれば施設で生活援助と身体介護を行うことになります。要介護者の命を預かる仕事であることをよく理解し、早めに勉強を開始しておきましょう。
職場の環境や待遇のチェックも忘れない
介護職の職場選びをするなら、職場ごとの労働環境や待遇の確認も欠かせません。
労働環境は、介護を必要とする施設の形態により仕事の内容も異なります。一例として、深夜帯の勤務の有無など。自分にとって必要な条件や環境の優先順位をつけ、譲れない部分について叶う職場を探していくと良いでしょう。
また、介護職は経験を積むことで重宝される人材となっていきます。事実、勤続年数が長くなるほど平均年収もしっかりとアップしているのです。自宅からの距離や通勤手段など、無理せず長く勤務できる職場かどうかを確認することも忘れないでください。
最後に待遇面です。基本給や交通費のほか、資格取得をサポートする制度の有無、昇給について分かる範囲で調査し、仕事内容と待遇に納得できるかどうか考えてみることをおすすめします。
取れる資格はあらかじめ取得しておく
介護職では、関連する資格を有していると手当が支給されたり役職が得られたりします。働きながら取得を目指せる資格もありますが、最初から所持していると採用率が上がり、もちろん収入面の優遇も得られますので取れる資格は転職前に取得しておくと良いでしょう。
例えば、訪問介護を行うための資格「介護職員初任者研修」や、国家資格「介護福祉士」の受験資格を得るために必須の「介護福祉士実務者研修」は、実務経験は不問です。介護職未経験でも取得が可能ですので、転職活動と並行して必須の講義を受講しておくことをおすすめします。
今回のまとめ
もし、介護職への転職を検討しているのなら、仕事の内容をしっかりと把握することから開始してください。仕事内容と待遇を確認し、長く続けられそうな職場を探しましょう。採用率を上げるために、実務経験不要の資格をあらかじめ取得しておくことも大切です。