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2023.07.28

介護職の正社員とパートの違いとは?資格を取得してキャリアアップを図る

介護職に就く際、正社員とパートどちらの雇用形態にするか迷うケースは少なくありません。せっかく転職するなら就労する時間帯や待遇の違いをよく知り、納得のいく職場と雇用形態で長く働きたいところではないでしょうか。
ここでは、介護職の正社員とパートの違いはどんなところにあるのかご紹介します。

正社員とパートの雇用条件の違い

正社員とは、期間を限定せずに雇用される労働者のことで、正規雇用労働者とも言います。
正社員は雇用の期間が限定されていないので、自分と企業の双方に問題がなければ長く働き続けることが可能です。また、役職は正社員が優先されるケースが多く、手当などで収入も安定する傾向にあります。
パートことパートタイム労働者は、短時間労働者とも言います。アルバイトや契約社員なども、正規雇用以外の労働者はパートタイム労働者に分類。正社員よりも1週間の所定労働時間が短く、労働時間を企業と相談することで臨機応変に設定できるので、子どもが幼く長時間家を空けられないなどの理由でこの雇用形態を選ぶ人も多いです。また、労働基準法では6時間以上働く労働者には必ず休憩を取得させなければなりません。しかし、パートの場合は6時間未満の就労時間にすることで、休憩を取らずに限られた時間で効率よく働くことが可能です。

正社員はフルタイム勤務で夜勤もこなすのが一般的

正社員の就労時間は基本「フルタイム勤務」です。フルタイムとは、事業所ごとに定められている勤務時間の最初から最後までを通しで働くことを指します。
労働時間の長さは事業所ごと、仕事内容ごとに異なりますが、参考までに厚生労働省が発表している「令和3年就労条件総合調査」によりますと医療・福祉産業の1日の所定労働時間平均は7時間52分です。およそ8時間労働と考えておくと良いでしょう。ただし、就労時間帯は必ずしも朝から夕ではありません。
例えば、要介護者が入居する介護施設は夜間もサービスを提供します。勤務形態は早番と遅番の交代制となるでしょう。また、訪問介護は要介護者の自宅に直接行ってサービスを提供するため基本は夕方で仕事が終わりますが、中には夜間も訪問するサービスを提供している事業所もあります。事業所のサービス内容次第で、正社員は夜勤もあることを知っておいてください。

パートからボーナスが貰える正社員になるには資格の取得がおすすめ

パートの労働者にボーナスがあるかどうかは事業所次第ではありますが、多くの職場ではボーナスが貰えるのは正社員のみというのが一般的です。パートで介護職に従事していたけれどより長く働き続けたくなったという場合、正社員への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
正社員登用を目指すなら、資格取得がおすすめ。資格を所持していると正社員への採用率がアップするだけでなく、採用後の収入アップも見込めます。
「介護職員初任者研修」は、介護職に従事する人の入門とも言われる重要な資格。年齢や就労年数の制限なく、講座の受講と試験で取得が可能ですので、早めに着手することをおすすめします。よりステップアップを検討するなら、国家資格「介護福祉士」の取得を目指し、受験条件でもある「介護福祉士実務者研修」の取得もしておくと良いでしょう。介護福祉士実務者研修も、年齢や就労年数の制限がありません。いずれの資格も、介護の基礎的な知識を所持している証明として、採用や収入に影響します。

今回のまとめ

正社員かパートかいずれを選ぶべきかについては、今働くことができる時間や日数で検討する必要があります。パートは融通がききますが、収入アップを狙うなら正社員がおすすめです。パートで勉強の時間が取りやすいうちに資格の勉強をして、正社員登用を狙うのも良いでしょう。