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2023.11.17

難関な国家資格である「社会福祉士」の資格取得のメリットとは?

社会福祉士は社会福祉業界の難関な国家資格の一つであり、社会的弱者や高齢者、障害者、子供など、日常生活に困難を抱えている人の相談に乗り、生活を支援するのが仕事です。介護職員が難関な国家資格である社会福祉士の資格を取得するメリットはあるのでしょうか。
ここでは、社会福祉士の資格取得について紹介します。

専門職として社会的な信用性が得られる

介護業界の国家資格に介護福祉士があります。介護福祉士は介護の専門家なのに対して、社会福祉士は介護業界だけでなく、社会福祉業界全般にかかわる専門家です。介護施設では、「生活相談員」が社会福祉士の国家資格を持って相談業務にあたっています。
社会福祉士は、介護施設の利用者、病院の入院患者などから相談を受け、日常生活が良くなるよう支援します。具体的なアドバイスやサポートが必要とされる場面では、社会福祉士の専門的な意見や判断が重視されることも多く、専門職として社会的な信用性を得ています。
介護職員は、利用者から悩みを打ち明けられることもありますが、話を聞くだけだったり、解決策を呈示できなかったりするケースもあり、ジレンマを抱える人も少なくありません。しかし、社会福祉士になると、専門家としての立場からサポートできるようになります。

幅広い分野の職場で活躍できる

昨今では、介護業界と他の福祉分野との連携や協力体制の重要度が増しています。そのため、介護職員が社会福祉士の資格を取得すると、介護職としてのキャリアをさらに拡大させる有効な手段となることでしょう。
社会福祉士の資格は、介護の現場だけでなく、地域包括支援センターや社会福祉協議会、行政の福祉事務所、福祉関連の企業やNPOなど、幅広い分野の職場で活躍できます。例えば、病院だと医療ソーシャルワーカー、学校はスクールソーシャルワーカー、児童福祉施設ではファミリーソーシャルワーカーや児童相談員として勤務するといった具合です。
社会福祉士がサポートする分野は多岐にわたり、障害者支援や高齢者支援、児童福祉、生活保護などが対象となります。日常生活を送ることが困難な全ての世代の人の相談に乗り、支援できるのが特徴です。子供から高齢者、障害者までが対象となるため、幅広い専門知識と傾聴スキル、コミュニケーション能力が求められています。

さらなるキャリアアップが目指せる

介護福祉士の国家資格を取得した介護職員が社会福祉士の国家資格を取得すると、さらなるキャリアアップが目指せます。介護分野だけでなく、幅広い分野での活躍したい方にとって、社会福祉士は大変価値のある資格です。介護福祉士と社会福祉士、ダブルで国家資格を持っていると、組織内での管理職やリーダーを目指しやすくなります。また、社会福祉士の資格を活かして社会福祉のコンサルタントとして独立することも可能です。
社会福祉士の資格を取得した後は、「認定社会福祉士」や「認定上級社会福祉士」の上級資格が存在します。

今回のまとめ

社会福祉士は、日常生活に困難を抱えている人の相談に乗り、支援するのが仕事です。介護職員が社会福祉士の資格を取得することは可能であり、専門職として社会的な信頼が得られ、さらなるキャリアアップが目指せます。幅広い世代の方の相談に乗り、支援したい方は、資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。