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2023.11.28
介護職で派遣で働くのがおすすめな人は?メリット・デメリットについて
正社員やパート、アルバイトなど介護職には多様な働き方がありますが、派遣の介護職という働き方が近年、注目を集めています。
ここでは、派遣の介護職のメリット・デメリットを紹介します。これから介護職を志す方、他業種から介護業界へ転職を検討している方は参考にしてください。
派遣の介護職の働き方とは?
派遣の介護職は、特定の介護施設や事業所と雇用契約を行うわけではありません。派遣会社に雇用され、派遣会社から紹介された施設で仕事をします。給与の振込や福利厚生が適用されるのは派遣会社です。
派遣の働き方は、「登録型派遣」と「紹介予定派遣」の2つです。登録型派遣は、派遣先が決まると派遣会社と雇用契約を結び、紹介された施設で働きます。同じ派遣先で継続して働けるのは最長3年までです。契約期間が終了すると、派遣会社との雇用関係も終了するため、多くの場合は、次の派遣先を紹介してもらい、再度雇用契約を結ぶ形となります。
紹介予定派遣は、将来的には派遣先の施設と直接、雇用契約を結ぶことを前提に、派遣会社と雇用契約を結んで働く形式です。最長6ヵ月の派遣期間で、働きやすい職場かを見極めることができます。
派遣の介護職は、いろんな施設や現場を経験することができ、自分のキャリアを柔軟にデザインできる点が魅力です。
パートよりも給料が高いなどたくさんあるメリット
派遣の介護職はパートよりも100~200円程度高い時給が設定されているのが一般的です。短期間での契約更新が前提となっていることから、派遣の特性とリスクを補償する形でその分、給料が高く設定されています。
派遣の介護職は、勤務時間や場所、契約期間などを選べるのもメリットです。自分のライフスタイルに合わせて柔軟に調整できるでしょう。残業もほとんどなく、仮にあったとしても原則時給制なので、きちんと残業代が支払われます。
派遣の介護職は、さまざまな施設での業務が可能です。短期間で多くの経験を積めるため、介護技術や知識を広げる絶好のチャンスとして働いている方もいます。介護初心者で経験を積みたい方、仕事とプライベートを両立したい方にはおすすめの働き方と言えるでしょう。
人間関係が難しいというデメリットもある
一方、デメリットも無視できません。派遣先が頻繁に変わるため、一つの職場で深い人間関係を築くことが難しくなります。そのため、どこへ行ってもやっていけるコミュニケーション能力が求められるのです。
仕事が安定しにくいのもデメリットの1つで、人員調整などの都合で雇い止めにあう可能性も否定できません。短期的な雇用が前提となっているため、契約更新に関する不安も常に伴います。
同じ施設で利用者とじっくり向き合いたい方、自分のスキルを伸ばしたい方などは、派遣として働くのは向いていないかもしれません。
また、派遣された施設ごとに、ケアの方針やノウハウが異なることがあり、スピーディに合わせることが求められるため、自分のケアにこだわりのある人には向いていないでしょう。
今回のまとめ
派遣の介護職という働き方は、独特のメリットとデメリットが存在します。それらを理解し、自分のライフスタイルやキャリアプランを考慮することで、有意義で魅力的な働き方が可能です。自分に合った働き方を見つけ、充実したキャリアを築いていきましょう。