お知らせ・コラム Column
Column
2023.11.29
介護職と子育てを両立させるには職場選びと家族の協力が大切
社会的にも重要な役割を果たしている介護職ですが、子育て中で仕事を探している方は、介護職と子育ては両立できるかどうか頭を悩ませているかもしれません。
ここでは、介護職と子育てをうまく両立させるための職場選びのポイントや両立させやすい働き方、家族の協力の重要性について紹介します。
子育てに理解があり託児所を用意している職場を選ぶ
介護の職場は子育てに理解があり、子育て支援制度を積極的に導入しているところが多いのが特徴です。このような施設では、子どもが突然の病気になった場合や学校の行事など、予期せぬ休みが発生した場合でも理解が得られやすく、柔軟に対応してもらえる可能性が高まります。
子育て中で介護職として働きたい方もしくは出産予定のある介護職の方は、託児所を完備している職場を選ぶのが理想的です。「託児所完備」とうたった求人も多く見られ、託児所が介護施設内もしくは施設近くにあると通勤時間を短縮でき、通園の負担を減らすことができるでしょう。
転職を考える場合、子育てでキャリアを途切れさせないためにも、理解のある施設を選ぶことが大切です。子育て中の介護職がいるのか、子育て支援制度を利用した人が過去にいたのか確認しておくと良いでしょう。
夜勤がないデイサービスや訪問介護などは子育てと両立しやすい
介護職と子育てが両立しやすい職場として、夜勤がないデイサービスや訪問看護が挙げられます。
デイサービスは、要介護度が低い高齢者が日中に通う施設。夜勤がなく、日勤の時間帯のみの仕事になるため、保育園に子供を預けて働くのにちょうど良い職場です。日曜日はお休みですが、祝日は営業している施設も多いため、祝日だけは家族や実家の協力が必要となります。
訪問介護は日中時間帯に、高齢者や障害者の自宅を訪れてサービスを提供します。日中のみ対応している事業所が多く、子育てと両立しやすいのが特徴です。登録ヘルパーだと短時間でも働け、自分で予定を組みやすいため、子育てとの調整もしやすいでしょう。
ただし、訪問ヘルパーは基本的に一人で訪れるため、休む際は必ず誰かに代わりを依頼する必要があります。多くのヘルパーが在籍し、急な対応が可能な事業所を選ぶのがおすすめです。
働き始める前に家族と話し合って協力を得る
介護職と子育ての両立を成功させるためには、家族の協力が不可欠です。働き始める前に、家族会議を開き、介護施設や事業所の特色や勤務スタイルなどを共有し合いましょう。子供の送迎当番、子供が体調を崩した場合どうするか、誰に面倒を見てもらえるかなどを話し合っておくと、予期せぬトラブルや摩擦を減少させることができます。
多くの自治体では、子育て支援サポートを行っています。子育て休暇や保育園の後に子供を預かってもらえたり、保育園の送迎をお願いできたりするなど、比較的低価格で利用できるようになっています。サポート内容は各自治体によって異なるため、お住まいの地域がどのような支援を行っているのかを調べてみてください。
今回のまとめ
介護職と子育ての両立は簡単ではありませんが、職場の選び方や家族の協力を得ることで、よりスムーズに取り組むことができます。託児所付きの介護施設も増えてきており、子育て支援制度を積極的に導入している施設も少なくありません。介護職で転職を検討している方は、今回紹介したポイントを参考に、自分と家族にとって最適な環境を選びましょう。