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2023.12.07

介護職の面接で好印象を与える逆質問は具体的にどんな質問?

介護職の面接では、経験や保有資格だけでなく、求職者の人間性や職場への適合性が問われています。施設側からの質問に対する答えも大切ですが、面接の最後に「何か質問はありますか?」と尋ねられて行う質問も重要です。では、面接での質問で好印象を与えるためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、仕事への興味や意欲を示す質問の具体例を紹介します。

面接で好印象を与える質問は入社前に準備すべきこと

介護職は専門的なスキルや知識が求められる仕事です。入社前にどのような準備をすれば良いのか質問してみましょう。
「入社前に必要な資格や研修はありますか?」との質問は、仕事に対する準備を怠らない意欲的な人物であることをアピールできます。特に、介護未経験の方がこの質問をすると効果的です。面接官によってはおすすめのテキストや動画を教えてくれることもあります。
「施設で使われている介護用具や技術について、事前に学ぶことはできますか?」「介護職員初任者研修は事前に受けて置いた方がいいですか」など、入社前に準備すべきことを質問すると、専門的な知識を積極的に学びたいという意欲を示すことが可能です。

職場の人間関係など施設の雰囲気に関する質問

介護職として働く上では、チームでの連携が重要です。職場の人間関係や雰囲気を知ることで、その職場が自分に合っているか判断する材料となります。
「施設内のチームワークや連携についてどのように考えていますか?」という逆質問は、チームの価値観や考え方を知るための質問です。新しいメンバーとしての不安や期待を伝えたい場合は「新しい職員が入った時、既存の職員とのコミュニケーションをスムーズにするための取り組みはありますか?」と聞いてみましょう。
施設の雰囲気を事前に知りたい方は、「職員の年齢や男女比を教えてください」「どのような人が働いているのですか?」と聞くのも効果的です。入職したら同年代がいなかった、女性ばかりで男性が自分しかいなかったなどの事態を避ける意味でも、事前に確認してください。

入社してからのキャリアアップ制度に関する質問

自分のキャリアを重視したい方にとって、入社後の成長の機会やキャリアアップ制度は大切なポイントです。キャリアについて質問することで、面接官に介護職への意欲を伝えることができます。
「職員のキャリアアップのための研修や教育制度はありますか?」という聞き方なら、介護業界での将来に対するビジョンを思い描いている前向きな姿勢をアピールできます。「介護技術や接遇マナーを磨きたい」「将来的には主任などの役職を目指したい」など、目標設定を明確に示すことも有効です。
「特定の資格取得を目指す職員に対して、支援制度はありますか?」という質問も同様で、さらなるスキルアップを目指していることをアピールできます。ただし、前置きもなく「〇〇という資格を取得したいのですが、支援制度はありますか?」と聞くのは、「資格を取ったらすぐに辞めてしまうのではないか」と思われて不利に働くこともあるため、注意してください。

今回のまとめ

介護職の面接では、これまでの経験や資格だけでなく、キャリアプランや意欲を示すことが大切です。「質問はありますか」と聞かれて、「ありません」と答えたり考え込んだりすると、マイナス評価に繋がりかねません。質問の具体例を参考に、自身の興味や期待、将来のビジョンを伝えることで、面接官に良い印象を与えましょう。