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2023.07.31

介護職のよくある転職理由は?面接ではどう伝える?

介護職で転職を決意した人はなぜ職場を変えようと思い至ったのか、転職した人の「本音」の理由を聞くことで、自分の今置かれている状況が妥当かどうか見えてきます。また、転職に成功した人は、前職場を離れた理由をどのように説明したのでしょうか。極端な嘘はいけませんが、面接が愚痴や悪口を披露する場にならないよう一定の「建前」が必要な場合もあります。
ここでは、介護職で転職する人のよくある理由と、面接での伝え方について解説します。

介護職のよくある転職理由

ここでは、介護職で転職を決意した人たちの、よくある本音の理由をご紹介します。

人生の転機となるイベントがあった

自身の結婚や出産、配偶者の遠方への転勤といった人生の転機により、必要に応じて転職をすることになるケースです。転居することにより通勤が難しくなったり、妊娠や育児でフルタイム勤務ができなくなったりといった理由で、やむを得ない事情での転職になります。

収入や休暇などの待遇に不満があった

勤続年数や所持スキルに対して収入に不満があったり、有給休暇が取得しにくかったりといった待遇面による理由で転職するケースです。

人間関係のトラブル

前職の上司や同僚と、どうしてもうまくいかず精神的に疲労してしまった。また、実際トラブルに巻き込まれてしまったといったような人間関係の事情で転職を決意する人も少なくありません。

働きたい事業所を見つけた

経営者が魅力的、待遇が良い、資格取得のサポートが充実しているなど、自分にとって今までの職場よりも魅力的な事業所を見つけて転職するケースです。たとえ目当ての事業所に転職できなくても、一度決意したなら似たような環境の事業所を探して転職活動を継続する人も多く見られます。

面接官が転職理由で知りたいポイント

面接官が応募者を面接する際に知りたいことは、下記のような情報です。
・介護に対するモチベーション
・自社との相性
・人柄
・長期的に働いてくれるかどうか
人を採用して教育するには、時間と人手というコストがかかります。面接官は事業所の方針や仕事内容、現在働いている人たちとの相性を考慮して、できるだけ長く働いてくれそうな人を採用したいと考えるのです。

面接で転職理由を伝えるときの注意点

転職理由は人それぞれですが、本音をそのまま面接で伝えてしまうとマイナスイメージに繋がることも。大きな嘘や創作は NGですが伝え方に注意したり、複数ある理由のうち面接に向いているものを選んだりして、伝えるべきことを伝えつつ採用率アップを目指しましょう。
転居や子育てが理由の場合は、そのまま伝えて問題ありません。気を付けるべきは、人間関係と待遇です。人間関係が理由で退職したことを伝えると、コミュニケーション能力に不安を感じる面接官もいます。別の退職理由に差し替えられるのであれば、回避するべきでしょう。
また、待遇への不満が理由の場合は、愚痴にならないように注意してください。給与を気にするばかりで介護へのモチベーションはあるのかと、面接官を不安にさせてしまいます。「やり甲斐は感じていたが人手が不足して負担が大きかった」といったように、前の職場のポジティブな面も添えて伝えるのがベターです。

今回のまとめ

転職理由は人それぞれですが、面接では伝え方に気を付ける必要があります。面接官が知りたいのは人柄や熱意です。待遇ばかりを気にする人や、人間関係のトラブルを多く起こした人を積極的に採用しようとは考えないはず。面接で転職理由を伝える際は、できるだけ前向きな言葉を使うことをおすすめします。