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2023.07.30

自分の強みをアピールするには?介護職の自己PRの書き方とコツ

就職、転職時に履歴書やエントリーシートに書く「自己PR」は業種ごと、さらには企業ごとに効果的な書き方が異なります。もちろん、介護職にも適した書き方があるのでぜひ押さえておきましょう。
ここでは、介護職に就職または転職する際の、自己PRの書き方とコツについて解説します。

介護職の自己PRを書く前にやっておきたい準備

いきなり自己PRの本文を書き始めるのではなく、事前に下記のような準備を整えることが大切です。

充分な自己分析を行う

自己分析は、自分自身のことを理解するために考え方やできることをまとめること。自己分析を行うことで自分が仕事をするに際して大切にしていることを認識できます。
また、自身が現在持っている知識やスキルを書き出しておきましょう。その際、どのような場面でそのスキルや個性が役立ったか、具体的なエピソードをメモしておくと便利です。

応募先の企業研究を行う

自己PRを書く前に、企業がどのような人材を求めているのかを知ることが必要です。応募先の理念や社風、今回募集をしている職種などをよく調べてください。その上で、自己分析で確認した自分のスキルや個性の中から、応募先の企業が求める人材像に近い要素を選びましょう。

介護職の自己PRの書き方とコツ

自己PRは、最もアピールしたい個性やスキルを最初に示すことから書き始めます。例えば「私の特技は、相手を楽しませる会話力です、」「私は、人の心をまとめるリーダーシップに自信があります。」といったように、冒頭から結論を書くことが大切です。
次に、その個性やスキルを裏付けるような具体的なエピソードを書きましょう。先にご紹介した「人の心をまとめるリーダーシップ」であれば「学生時代、吹奏楽部の部長としてメンバーをまとめ、学校史上初の全国大会に進みました。」「前職でプロジェクトのリーダーを務め、成功に導きました。」といったように、実際に経験したエピソードで説得力を高めるのです。
最後に、その個性やスキルが応募先の企業にどう役立つのかをアピールします。「常にチームで動く貴社の介護現場において、私のリーダーシップでメンバーをまとめて質の高いサービスを目指します」といったように、応募先の企業をピンポイントで狙った書き方がおすすめです。

介護職の自己PRに役立つ資格例

介護職の自己PRを書く際、所持している資格をアピールできれば大きな強みになります。介護に関する知識を所持している証明になるだけでなく、資格を所持していないと従事できない仕事もあることから、即戦力として頼られることも少なくありません。
取得をおすすめされる資格の一例として「介護職員初任者研修」があります。講座で介護の基本的な知識を習得し、試験を突破することで取得する資格。この資格を取得することで、訪問介護に従事することが可能になります。
また、介護福祉士実務者研修も、転職前に取得しておきたい資格の一つです。一部医療行為に関する知識も得らるとともに、国家資格である「介護福祉士」は、介護福祉士実務者研修を習得していないと受験資格がないため、いずれ介護福祉士を目指すのであれば、早期の習得がおすすめです。
ただし、介護福祉士実務者研修は、未経験でも取得を目指すことは可能ですが、内容は介護職員初任者研修よりやや難易度の高いため、介護業界が未経験の方は、無理せず「介護福祉士初任者研修」から取得することをおすすめします。

今回のまとめ

自己PRは、ただ自分のアピールしたいポイントを書き並べるだけでは採用担当者に響きません。自己分析をしっかり行い、応募先の企業もよく知って、自分が求められる人材に近いことをアピールしましょう。資格を取得して、それをアピールするのも有効です。