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2023.12.11

介護職における医療事務と介護事務の具体的な共通点と明確な違い

介護の現場では皆様もご存知の通り様々な職種があります。基本的には施設で直接利用者の介護をしたりお手伝いをしたりするなど、サポートをすることがメインとなる仕事内容です。
一方、介護事務は介護職の人と介護施設で一緒に働きますが、業務内容が異なり電話対応や備品の発注などのデスクワークがメインです。そして、介護事務と似ている職種に医療事務もあります。
ここでは、介護職における医療事務と介護事務の共通点や違いについて詳しく解説していきます。

介護職における医療事務と介護事務の資格は同時に取得できる?

医療事務とは医療機関で働く事務職のことです。病院やクリニックなどで医療費の計算や診療報酬の計算などを行ったり、ときには患者の応対をすることもあります。一方、介護事務は介護施設で働く事務で、介護報酬請求業務をはじめ、施設内で介護職の人が集中して利用者の対応に当たることができるよう事務的な仕事を担う立場です。
医療事務は患者と接する機会がありますが、介護事務の場合はどちらかと言うと裏方の業務が多く、利用者と接する機会はあまりありません。
なお、医療事務と介護事務の資格を同時に取得することは可能です。介護事務に関する資格は10種類以上あるため、介護事務で働きたい場合はどれかを取得しておくことをおすすめします。ただし、医療事務も介護事務も同じ事務の資格ですが、働く場所や業務内容が異なるため、自分のやりたい業務内容を見極めて資格取得のための勉強を始めると良いでしょう。

医療事務と介護事務は必要となる知識が異なる

医療事務と介護事務の業務内容を詳しく見ていきましょう。
医療事務の業務は、入力業務やコピー、ファックスなどのオフィス機器の操作や電話対応、医療費やレセプトのチェック、患者の対応などがあります。
介護事務の場合は電話や来客の対応、書類作成、請求業務、職員の出退勤管理、職員の社会保険などの手続き、施設の備品購入などです。
業務内容は似ているようで異なるため必要となる知識も変わってきます。資格がなくても医療事務や介護事務に従事することは可能ですが、専門的な知識が必要になる業務も少なくないため、あらかじめ一定の知識や経験を持っている方が仕事をしやすいでしょう。

医療事務と介護事務の共通点は民間資格であること

医療事務の資格も介護事務の資格も民間資格。公的な資格ではないため、どちらの仕事も誰でも就くことが可能です。ただし、より有利に就職や転職を進めたい場合は、医療事務または介護事務の資格を持っていた方が良いでしょう。
医療事務も介護事務の資格も、民間資格とは言え専門性の高い内容となっています。同時に2つの資格を取得する場合は、かなりの努力が必要です。
しかし、医療事務も介護事務も人気の職種なので、未経験の場合は資格を保有しておくことをおすすめします。

今回のまとめ

医療事務と介護事務は似ているようで働く場所や業務内容が異なります。どちらも民間資格なので、資格を持っていなくても仕事に従事することは可能ですが、専門的な知識が必要な仕事であり、人気の職種なので資格を持っている方が有利と言えるでしょう。
医療事務と介護事務の資格を同時に取ることはできますが、相当な努力が必要です。就職したい時期を考えて、計画的に勉強することをおすすめします。