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2023.12.12

介護予防運動指導員とは?取得のメリットなどを知っておこう

高齢化が急速に進む中、これから介護職を目指す方も多いのではないでしょうか。介護に関わる資格はたくさんありますが、その中でも近年注目を集めているのが「介護予防運動指導員」です。これから介護職を目指す方はもちろん、現在すでに介護現場で働いている方もスキルアップや知識を増やす一環として目指すこともできるので、仕事内容や資格取得のメリットを理解しておくことをおすすめします。
ここでは、介護予防運動指導員の仕事内容や取得方法、取得のメリットなどを詳しく解説します。

介護予防運動指導員の仕事内容

介護予防運動指導員とは、高齢者が要介護状態にならないように専門知識をもとに介護予防プログラムを作成、運動指導を行う専門家のことです。
年齢とともに筋力が低下するため、介護が必要になる状態を防ぐには運動が欠かせません。身体状況は個人差があり、個々に合わせたプログラムの立案が必要です。自立した生活が送れるような筋力維持や向上はもちろん、口腔機能向上訓練や食事指導までを行います。
実際に行った介護予防プログラムの効果はどうだったかを、客観的に評価するもの介護予防運動指導員の役割です。

介護職が介護予防運動指導員になるための流れ

介護予防運動指導員になるには、資格の取得が必要です。この資格を取得するためには、福祉・医療関係の資格をすでに取得していることが条件となっています。さらに、講座の受講や修了試験を受けることが必要です。

受講内容

介護に関する理論や実践方法を学びます。高齢者が身体機能を強化して、自立した生活ができるように助けていくスキルを身に着けましょう。受講時間は合計31.5時間。実際に筋力トレーニングも、マシンを使って学べるので、短期間でも必要な経験を積める内容です。
期間は約1ヶ月程度を予定しておきましょう。仕事をしながら資格の取得をする方でも、受講しやすいカリキュラムを設定している学校や、最大1年受講期間を設けている学校もあるので、自分のライフスタイルに合わせて通いやすい学校を選んでください。

介護職が介護予防運動指導員の資格を取得するメリット

介護職として働く上では、介護予防運動指導員の資格を取得することで自身のスキルアップに繋がります。自身の運動経験をフィードバックして運動プログラムが組めるのも魅力の一つです。
職場によっては資格手当が付く場合があるので、担当者に確認してみると良いでしょう。

介護予防運動指導員の職場

介護予防運動指導員の資格を取得することで、介護施設だけでなく幅広い職場の選択肢があります。

・特別養護老人ホームなどの介護施設
・スポーツクラブ
・介護予防教室
・地域包括支援センター

これらのような高齢者が利用する施設では、介護に関する資格を持っている人を求めていることが少なくありません。介護施設以外の働き先も増えているので、選択肢は豊富にあると言えるでしょう。

今回のまとめ

介護予防運動指導員について詳しく解説しました。介護予防運動指導員の資格は、現在介護職で働いている方はもちろん、これから介護職で働きたいと検討している方にもおすすめ資格です。資格の取得には、受講要件を満たしている必要があるので注意してください。
資格を取得することでスキルアップや所得アップ、働き方の選択肢が増えるなど多くのメリットがあります。受講時間を確保する必要はありますが、介護現場で働く方は資格の取得を検討してみても良いかもしれません。