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2023.07.31

介護職のベストな転職のタイミングは?未経験者と経験者の違いについて

介護職への転職を決意した後、気になるのが行動に移すタイミングです。少しでも採用率が高かったり、好待遇を受けられたりするタイミングがあればぜひ狙いたいところではないでしょうか。
ここでは、介護職の転職に最適なタイミングを未経験者と経験者それぞれに分けてご紹介します。

転職のタイミングは未経験者と経験者によって違う

転職に適したタイミングは、未経験者と経験者で異なります。なぜタイミングの違いが生じるのかという疑問への回答も含めてみていきましょう。

未経験者の転職

詳しくは後述しますが、介護職の求人は通年して一定数以上出続けている状態ですので、基本は時期を選びません。
ただし、転職時期を自分である程度調整できるのでしたら、4月は回避するのがおすすめです。4月は新卒入社が多く、どの事業所も教育に人手が割かれます。介護は、いち早く知識と技術を身につけることが収入アップへの近道。新卒入社時期を避けることで、行き届いた教育を受けられるでしょう。

経験者の転職

介護職経験者の転職は、9~10月がおすすめです。理由は、8月に夏期賞与を貰ってから転職、退職をする人が増えるため。人手が不足し、積極的な採用活動が行われます。
同様に、12月の冬期賞与を貰ってから転職や退職をする人が増えるため1~3月も求人数が増える傾向です。この時期もおすすめではありますが、新卒の就活生と活動時期がかぶるため、競争率は9~10月よりもやや上がると考えられます。

介護職では時期による求人数の変化はあまりない

転職に向いている具体的な時期をご紹介しましたが、最も優先すべきは自分の気持ちと都合だと言えるでしょう。なぜなら、介護職では通年、一定数の求人が出続けている状態だからです。
新規介護施設のオープンに特定月が選ばれる傾向はなく、要介護者の増加に伴い業界全体が常に人手不足の状態が続いています。いつの時期でも、転職を希望する人は歓迎されるでしょう。転職活動に時間をかけず素早く決めたい、経験者で少しでも好待遇の職場を選びたいといった事情がある場合は、先に挙げた時期を気にせずに動くのがおすすめです。

資格取得後すぐに転職はありか?なしか?

介護職の事業所の中には、従業員の資格取得を費用や教育でサポートしてくれる制度を設けているところもあります。
このような制度を利用して資格を取得したものの、他に好待遇の求人を見つけたなどの理由ですぐに転職したいと考えることもあるかもしれません。その場合、まずはすぐに転職するのが可能かどうかを調べましょう。資格取得を費用面でサポートする事業所の中には、取得した資格を自社内で活かして貰えるよう、費用を「貸与」にしているケースがあります。資格取得の費用は事業所から貸したことになっており、一定期間勤務することで返済免除となるような契約です。この場合、資格取得の直後に退職すると、費用の返還が求められます。
資格取得のサポートは「人を育てたい」という事業所の気持ちの表れです。職場の雰囲気が合わず強いストレスだといったような特別な事情があればすぐに転職を検討すべきですが、特に不満がなければその事業所で引き続き勤務するのが賢明かもしれません。介護職の多くは勤続年数でも年収等の優遇がありますし、一定の実務経験が必要な資格もあります。

今回のまとめ

介護職への転職は、活発になる時期もありますが基本は通年求人が出されていますので都合の良い時期に検討できる傾向にあります。ただし、資格取得費用を貸与する制度を利用した場合など、離職する時期を選ぶべきケースもありますので、ご自身の気持ちを最優先し、納得して働ける職場を見つけることが大切です。