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2023.07.31

介護職に就く上で知っておきたい!書類選考の際に役に立つ資格

厚生労働省によると、2022年5月時点における介護・福祉業界の有効求人倍率は3.41倍。他業種より売り手市場であることは事実ですが、勤務条件が良い介護施設だと競争率も高くなり、採用も厳しくなります。好条件の職場への転職を実現するために、書類選考の際に役立つ資格を取得しておきたいところです。
ここでは、介護業界で転職をする上で知っておきたい、書類選考の際に採用担当者が重視しているポイント、有利になる資格と取得するメリットについてご紹介します。

書類選考の際に採用担当が重要視しているポイント

採用時に提出する書類には、履歴書と職務経歴書があります。採用担当者は2つの書類で選考を進めますが、重要視しているポイントは主に以下の3点です。
・具体的にイメージできる内容か
・志望動機に説得力があるか
・丁寧な文字か
応募理由や自己PRがありきたりだと、どんな職場でどんな思いで働いてきた人なのかを具体的にイメージできません。採用後の活躍がイメージしやすい内容だと、話を聞いてみたくなります。
志望動機も同様で、介護施設で実現したい内容を明確に記載している、公式サイトや求人情報を調べて施設の特徴を理解していることをさりげなくアピールしていると好印象です。説得力のある志望動機が求められています。
履歴書や職務経歴書を手書きで書くのが一般的ですが、手書きの文字は、その人の性格が反映されます。採用担当は字の綺麗さではなく、丁寧に気持ちを込めて書かれているかを見ているのです。

書類選考の際に有利になる介護職の資格とは?

履歴書に書いてあると有利に働く介護職の資格として、国家資格である介護福祉士や介護職員初任者研修、介護職員実務者研修などが挙げられます。
書類選考の際に特に有利になるのは、国家資格である介護福祉士です。介護の資格取得は介護職員初任者研修からスタートし、実務者研修、介護福祉士へとステップアップするのが一般的。介護福祉士の国家資格を受験するためには、実務経験が3年以上、かつ介護職員実務者研修を修了する必要があります。

介護業界で転職をする上で資格を取得しておくメリット

介護福祉士の資格を取得しておくと、書類選考で評価されやすくなり活躍できる事業所の幅が広がることに加えて、訪問介護事業所においてはサービス提供責任者として活躍することも可能です。
また、介護福祉士の資格を取得しておくと、介護スタッフを指導する役目を担うことができるため実際の業務でも多くの場面で役に立ちます。さらに、実地研修を修了することで、喀痰吸引や経管栄養のケアが行えるのもメリットです。喀痰吸引のスキルは介護現場ではニーズが非常に高いため、要介護度が高い介護施設で働くことも可能となり選択肢が広がります。
介護福祉士だけではなく資格全般において言えることですが、資格を取得することで資格取得手当も加算され、将来管理職への道が開ける可能性もあるため、実務経験が3年以上ある方はぜひ資格取得に挑戦してみてください。

今回のまとめ

書類選考の際、採用担当者は志望動機の内容や文字の丁寧さなどを判断材料にしています。その人らしさが文面から感じられることがポイントであり、介護福祉士などの資格を取得していると、さらに評価が高まるでしょう。実務経験が3年以上ある方はぜひ上位の資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。