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2023.07.29

介護職を辞めたいときにやるべきこととおすすめの介護の資格

介護の仕事は体力的にも精神的にも大変なため、様々な理由をきっかけに介護職を辞めたいと考える方も少なくありません。ここでは、給与の低さ、介助業務が合わない、過酷な労働環境が辛いという3つの場面について、不満を感じたときにやるべきことや取得しておくと有利に働く介護の資格をご紹介します。

給料の低さに不満を感じた場合は介護福祉士取得を目指す

給料の低さで介護職に不満を感じた場合は、給料を上げるしか方法はありません。単発的に給料を上げたい場合は夜勤を増やす方法がありますが、体力的な問題が生じるため、こちらは継続しにくい方法と言えます。また、待遇の良い施設や異業種への転職も選択肢としてはありますが、一からのスタートとなり環境が大きく変わってしまうことに加えて、同じ条件下での転職ではそこまで大きく給料が変わらないため、よほどのことではない限り思い切って転職を選択する方は少ないでしょう。
最も堅実で建設的な方法として、国家資格である介護福祉士を取得し待遇を向上させる方法があります。この場合、働きながらの勉強となり少し大変ではありますが、今までの介護職での実務経験を活かすこともできるため、自身のスキルアップ、そしてキャリアアップにもつながる現実的な選択肢だと言えるでしょう。介護福祉士の資格を取得すると、基本給が確実に上がり、資格手当が上乗せされることもあります。

介助業務が合わない場合は介護支援専門員への転職を目指す

介護の三大介助として、食事介助・入浴介助・排せつ介助があります。三大介助は、身体介護の基本で、体の不自由な高齢者が日常生活を送る際に不可欠です。体力的・精神的な理由から、介助業務が苦手で自分に向いていないと感じる場合は、介護支援専門員(ケアマネジャー)などの資格を取得し、転職ことをおすすめします。
介護支援専門員とは介護保険に関するスペシャリストで、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプランの作成やサービス事業者との調整を行います。人と接する機会はあるものの、介護職として三大介助を行うことはありません。

過酷な労働環境の場合はホームヘルパー等の訪問介護を目指す

人手不足など様々な理由による過酷な労働環境に、不満を感じている方もいるかもしれません。解決策として、施設長や直属の上司に相談する、別の施設へ転職するなどが考えられますが、相談をしても一向に変わらないこともあります。その場合は、介護施設へのこだわりを捨て、ホームヘルパーなどの訪問介護に移るのも一つの手段です。
ホームヘルパーは、予定された時間に利用者の自宅を訪問し、利用者に合わせた訪問介護サービスを提供します。登録ヘルパー、もしくは派遣ヘルパーとして働く場合は時間の融通がききやすく自分の都合に合わせて働くことが可能であるため、職場環境に影響されづらい職種と言えるでしょう。

今回のまとめ

給与の低さ、介助業務が合わない、過酷な労働環境といった不満を感じる場面ごとに、やるべきことや、取得しておくと有利に働く介護の資格をご紹介しました。介護の職場では様々な資格を持った人が働いています。目先を変えるともっと働きやすい仕事が介護の現場にあるかもしれません。紹介した資格に関心がある方はぜひ取得してみてはいかがでしょうか。