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2023.07.31

介護職の転職活動でよくある悩みとそれを解決するための資格とは

介護職への転職を検討しているものの、未経験でもやっていけるのか、と悩んでいる方も多いかもしれません。介護職のよくある悩みを解決するために、まずは介護の資格を取ってみてはいかがでしょうか。介護の職場ではいろいろな働き方があり、資格を持っている人は優遇される傾向にあります。
ここでは、介護職の転職活動で良くあるお悩みと、解決するためにおすすめの資格をご紹介します。

未経験に不安を感じる場合は資格取得をサポートしてくれる職場を選ぶ

介護業界に興味があるものの、未経験であるためなかなか一歩が踏み出せないという方は意外と多くいらっしゃいます。実は、介護の仕事は未経験でも始めることが可能であることが多く、その場合は、まず転職をして働きながら資格取得を目指しスキルアップしていくのがおすすめです。
その上で、未経験者におすすめの資格は介護職員初任者研修です。介護職員初任者研修とは、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する資格のこと。資格を取得するためには学校や通信講座で130時間の研修を修了した後、試験に合格することが条件です。
学習期間は通常1〜4ヶ月ぐらいで、介護職を志す人は必ずこの資格から始めています。受講料は14万円程度ですが、介護施設の中には働きながら資格を取得できるサポートを行っている事業所も多く、受講料を全額援助してくれる施設も少なくありません。
求人を見る際には、未経験者歓迎、資格取得サポートなどと書かれている施設をチェックしてください。

フルタイムで働けない場合は訪問介護員を目指してみる

訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事は、自分の都合に合わせて働きたい方に向いています。正社員のホームヘルパーだと平日の日中に、利用者の自宅を訪問して働くのですが、登録ヘルパー、派遣ヘルパーという働き方を選択すると、週2日だけ、平日3時間だけといった具合にフレキシブルに働くことが可能になるため、フルタイムで働けない方にとって魅力的な仕事だと言えるでしょう。
ただし、ホームヘルパーとして働くためには、介護職員初任者研修以上の資格が必要となり、さらに、介護職員初任者研修の上位資格である介護福祉士実務者研修を取得することで業務の範囲が広がり、給料もアップします。
自分の都合に合わせて働きたい方は、非常勤の訪問介護員にトライしてみるのがおすすめです。

給料に不安を感じる場合は介護福祉士の資格の取得を目指す

介護職に興味はあるけど、給料の低さに不安を感じる場合には、介護福祉士の資格を取得することで解決できる可能性があります。現
厚生労働省の「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、2021年度における介護福祉士の平均月収は329,250円です。一方無資格者の平均月収は275,920円で、約53,000円の差がありました。
介護福祉士は介護の資格の中で唯一の国家資格で、資格を取得していると「介護のプロフェッショナル」と認められます。未経験から介護福祉士の資格を目指すのであれば、介護現場で3年間の実務経験を積んだ上で国家試験を受ける必要がありますが、給料を上げていきたい場合にはこのコースがおすすめです。

今回のまとめ

介護職は未経験・無資格でも働けるため、多くの人は転職してから資格取得に取り組むのが一般的です。介護職員初任者研修の資格を取得して、介護職員実務者研修、介護福祉士とステップアップすることをおすすめします。働きながら上位資格を取得して、介護職の悩みを解決してみてはいかがでしょうか。