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2023.07.30
介護職のやりがいとは?やりがいが感じられなくなったらどうすればいい?
介護の現場では、実際に働いている多くの人が介護職にやりがいを感じていますが、働き続けるうちにストレスがたまり、心身ともに疲弊してしまう人も少なくありません。
ここでは、介護職のやりがいについて解説します。また、やりがいが感じられなくなったと思った場合の対処方法をご紹介しますので、燃え尽きて介護職を辞めてしまう前に、いま一度モチベーションを再燃させてみてはいかがでしょうか。
介護職の最大のやりがいは向けられる感謝の気持ち
介護は利用者の生活をサポートし、身体介護などを行う仕事です。人生の大先輩とコミュニケーションを取りながら介護ケアを行うのですが、「いつもありがとう。迷惑かけるね」と笑顔で言ってもらえると報われるという方も少なくありません。自分は社会の役に立っている、人から感謝されていると実感できる仕事はそれほど多くはないでしょう。
利用者だけでなく、家族からも「ありがとう」と感謝の気持ちを頂くこともあります。面会などのタイミングで家族と会った時、「代わりに面倒をみてくれてありがとう」「父が楽しそうで良かった」などと言われた人も多いはずです。
介護の仕事を長く続けると、「ありがとう」と言われるのが当たり前になってしまう人もいるかもしれませんが、感謝の気持ちを素直に受けとめてみると、やりがいを再び感じるようになるでしょう。
利用者が自分でできるようになったときの達成感
思うように体を動かせない利用者が歯を食いしばりながらリハビリを重ね、これまでできなかったことが自分でできるようになったときの達成感はひとしおです。自分のことのように喜び、涙ぐんだ人もいるのではないでしょうか。利用者と一緒に喜びを分かち合えるのも、介護士だけの特権といって良いほどです。
持病があって体調が悪い利用者から、きつい言葉をかけられた人も多いかもしれません。ケアする際の言葉遣いのニュアンスで、利用者を傷つけて落ち込んだ経験を持つ人もいるでしょう。常に明るく前向きでいるのは確かに疲れます。人と接する仕事のため、いつも幸せという訳にはいきませんが、人を支えることで達成感を味わえる仕事は、介護職ならではの特徴です。
資格取得でできる仕事を増やせばやりがいも増える
感謝されると確かに嬉しい、利用者が自分でできるようになった時の達成感も体験した、しかしこれ以上介護職は続けられないと思っている方は、介護の現場にいながら新しい世界に踏み出してみることをおすすめします。
介護の現場では、資格を取得することでできる仕事が少なくありません。例えば、国家資格である介護福祉士の資格を取得してチームリーダーとして活躍すると、職場全体の動きを俯瞰して見ることが可能。また、ケアマネジャーになると、外部との連携が必要となり、別の世界が開けてきます。他にも、認知症ケア専門士やレクリエーション介護士など、これまで関心がなかった分野にも目を向けると新たな発見があるかもしれません。
資格取得でできる仕事を増やすことで刺激を受け、やりがいも増やしてみてはいかがでしょうか。
今回のまとめ
介護の仕事は感謝や達成感などのやりがいにあふれています。介護職にやりがいを感じられなくなった人は、初心に戻ることも大切ですが、新しい世界に目を向けるためにも資格を取得してみてはいかがでしょうか。介護の現場では資格がなければできない仕事も多いため、ぜひ新たなやりがいを見つけてみることをおすすめします。