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2023.07.31

介護業界でキャリアアップは可能?介護職のキャリアプランとは

介護業界でもキャリアプランの構築が求められるようになってきました。しかし、介護業界でどのようにキャリアアップが可能なのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、無資格・未経験の人が介護の世界に入り一人前の介護士となるロードマップ、介護の実務経験を活かして新たな仕事に就くロードマップなどを取り上げながら、キャリアプランに欠かせない資格についてご紹介します。

無資格から介護福祉士を目指すキャリアプラン

国家資格である介護福祉士は、介護職のキャリアプランに欠かせない資格といって過言ではありません。無資格から介護福祉士の資格を取得することをまずは目指した上で、さらなるロードマップを作成しましょう。
無資格から介護福祉士になるには3~5年ぐらいを目安にしてください。まずは、介護職のスタートラインとなる資格・介護職員初任者研修を取得します。介護知識の基礎を学ぶ内容で、130時間のカリキュラムを修了した後、試験を受けて合格という流れです。
次に取得すべき資格は、介護福祉士実務者研修です。働き始めて2年目に取得するのが目標。初任者研修を取得しなくても受講できますが、できれば初任者研修から一段ずつキャリアアップしていくことをおすすめします。
実務経験が3∼4年目になった頃に国家資格の介護福祉士を受験し、合格をすると晴れて介護福祉士の資格を取得することができます。介護福祉士の資格を取得すると職場のリーダーとして新人教育を任されるようになり、仕事の幅が広がるだけでなく、転職にも有利に働き、給料アップも見込めるでしょう。

介護福祉士から上位資格を目指すキャリアプラン

介護福祉士になることで、新たなキャリアプランが始まります。介護福祉士のさらなる上位資格として認定介護福祉士、医療介護福祉士があります。
認定介護福祉士は、介護職員のまとめ役として活躍する介護職員の育成を目的とした民間資格です。認定介護福祉士になるためには、介護福祉士の実務経験が5年以上あり、600時間の研修を修了する必要があります。
医療介護福祉士は、チーム医療の一員として活躍する介護職員の育成を目的とした民間資格です。医療介護福祉士になるには、介護福祉士としての実務経験が1年以上必要。医療という名称が付いているものの、医療行為ができるわけではないので注意してください。

介護福祉士からマネジメント職を目指すキャリアプラン

現場のプロである介護福祉士からマネジメント職への切り替えを狙う場合には、介護支援専門員(ケアマネジャー)を取得したり、サービス提供責任者へ着任することをおすすめします。
ケアマネジャーはケアプランを作成し、要介護者と介護施設をつなぐ調整役です。介護支援専門員実務研修受講試験は、介護福祉士の資格を持ち、5年以上の実務経験があれば受験できます。
サービス提供責任者は、訪問介護事業所の責任者としてホームヘルパーをまとめるのが仕事であり、サービス提供責任者になるには、介護福祉士の資格が必要です。また、サービス提供管理者だけでなく、施設長や管理者として介護施設を管理・運営する側になる道もあります。

今回のまとめ

今回は、介護業界でも必要となってきた介護職のキャリアプランについてご紹介しました。介護福祉士になってからが、新しいキャリアプランの始まりです。まずは5年以内を目標に介護福祉士の資格取得を目指しましょう。介護のプロになるための道を開いてみてはいかがでしょうか。