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2024.01.12

サービス介助士(ケアフィッター)とは?介護の仕事はできる?

現在、介護に関する様々な資格がある中で、サービス介助士(ケアフィッター)は一般的にあまり知られていない資格と言えます。サービス介助士は、ホテルやショッピングセンターなどの施設や公共交通機関で高齢者や身体の不自由な方々をサポートする専門家であり、活躍の場を広げています。本記事では、サービス介助士の資格の役割や内容に焦点を当ててご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

サービス介助士(ケアフィッター)の資格取得のために開催日程をチェック

サービス介助士はケアフィッターとも呼ばれ、安全な介助技術や介助における「おもてなしの心」を学ぶ民間資格であり、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が主催しています。
高齢者や身体障害者に対するサポートや支援は介護施設だけでなく、ホテルやレストラン、空港や駅、ショッピングセンターなど、幅広い場所で必要とされています。
サービス介助士になるためには、日本ケアフィット共育機構の公式ホームページでオンライン申請を行った後、自宅でのテキスト学習や課題提出、実技教習等を経て、検定試験を受ける必要があります。
資格取得する際、実技教習の開催日程と場所に関して注意が必要です。実技教習は、東京などの大都市では月10回程度の開催が予定されており、地域によっては月1〜3回程度しか開かれないところもあります。満席になると申し込みが締め切られるおそれがあるため、開催日程は早めに確認しておくことがおすすめです。

高齢者や身体の不自由な方々が自立した生活を送れるようにお手伝いをする

サービス介助士の資格を取得すると、高齢者や身体の不自由な方々が自立した生活を送ることができるよう支援することが可能です。例えば、段差に困っている車いすの方や駅や空港での移動に困っている高齢者などに対して、自信を持って誘導や接客ができるようになるため、特にサービス業界では今後なくてはならない接客技術として取得を推進しています。
サービス介助士の有資格者が働く場所には、「安心のサービス介助マーク」が貼付されます。サービスへの取り組みを企業としてアピールできるため、資格取得を積極的に支援している企業も少なくありません。2023年10月時点では、約21万人の人が資格を取得しています。

サービス介助士(ケアフィッター)は介護の一段階前を担当する

サービス介助士は、介護業務とは少し異なるポジションに位置づけられます。具体的には、介護が必要となる一段階前、すなわち、自立した生活を送っている段階でのサポートを行うことがサービス介助士の仕事です。
資格取得のカリキュラムでは、高齢者や障害者を介護するスキルや技術を学ぶわけではない点に注意しなければなりません。介護施設などで働く場合は、サービス介助士は活躍することはできないことも知っておく必要があります。

今回のまとめ

サービス介助士はホテルやレストラン、空港などといった多岐にわたる場所で活躍する専門家であり、介護の前段階で支援を行います。資格取得により、高齢者や身体が不自由な方々の自立した生活を助け、生活の質の向上に貢献することができるでしょう。介護初心者の方、既に介護職に従事している方は、新しいスキルや知識を身に着けるための一つの選択肢として、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。