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2024.01.15

3種類あるサービス介助士(ケアフィッター)の資格取得の方法

サービス介助士(ケアフィッター)は、空港やショッピングセンター、ホテルなどで高齢者や身体の不自由な方への適切な介助を提供する専門家です。サービス業界などで今後なくてはならない接客技術として位置付けられており、注目が集まっています。
本記事では、3種類あるサービス介助士の資格取得の方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

サービス介助士(ケアフィッター)では実技演習と検定試験の合格が必要

サービス介助士はケアフィッターとも呼ばれ、安全な介助技術や介助における「おもてなしの心」を学ぶ民間資格です。公益財団法人日本ケアフィット共育機構が主催しています。サービス介助士の資格は、サービス介助士、准サービス介助士、サービス介助基礎研修の3種類です。
サービス介助士になるためには、日本ケアフィット共育機構の公式ホームページからオンライン申請を行った後、自宅でのテキスト学習、課題提出、実技教習を経て、検定試験を受ける必要があります。
専用テキストを用いた自宅学習では、サービス介助士の仕事の内容や高齢者・障害者に対する理解、コミュニケーション技術などを学ぶことができます。課題は全100問構成で、60点未満の場合は再提出が必要です。また、実技教習は「オンライン講座と1日対面型実技教習コース」、もしくは「2日連続対面型実技教習コース」のいずれかを選択して受講。実技教習では、車いすの操作や移乗方法などを学び、高齢者介助の疑似体験を行います。
検定試験は、マークシート方式の筆記試験で全50問100点満点のうち70点以上で合格です。不合格になった場合でも、3,300円(税込)の試験料を支払うことで再受験を受けることができ、合格率は約8割です。

准サービス介助士は在宅試験のみでサービス介助基礎研修より取得しやすい

准サービス介助士は在宅試験のみで取得できる資格であり、実技教習はありません。DVDが付いたテキストを用いて、実技内容を映像で学ぶことができます。自宅学習を行った後、在宅での検定試験に合格すれば准サービス介助士となります。在宅試験のみで、サービス介助基礎研修よりも手軽に取得することができることが魅力です。准サービス介助士の検定試験はマークシート方式で、100点満点中60点以上で合格となります。
初めてサービス介助士の資格取得を検討している方や、まずは基本的な技術や知識を学びたい方におすすめです。准サービス介助士の資格を取得していると、サービス介助士の課題提出が免除されます。受講料も割引になるため、着実にステップアップしたい方は検討してみると良いかもしれません。

サービス介助基礎研修は座学・実技と検定試験がある

サービス介助基礎研修は約2時間の座学・実技によって取得できるパッケージ型の資格です。基礎研修では、高齢者やハンディキャップのある方とのコミュニケーション技術やニーズに合った適切な介助のノウハウを学べます。
事前学習は不要で、申し込み後すぐに介助方法を学ぶことが可能です。座学による理論的な知識の習得と実技による技術を短時間で習得した後、ミニ確認テストに合格すると修了証を受け取ることができます。

今回のまとめ

サービス介助士・准サービス介助士・サービス介助基礎研修の3つの資格は、学習内容や学習時間などに応じて取得方法が異なります。自身の目指すキャリアやスキルアップのニーズに合わせて、適切な資格を選ぶことが大切です。専門性を高めるためにも、サービス介助士の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。