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2024.01.16
レクリエーション介護士の活躍の場は?将来性はある?
介護の世界において、日常の生活をサポートするだけでなく、高齢者や障害者の心の豊かさや生活の質の向上も大切にすることが重要です。その中心的存在となる職種が「レクリエーション介護士」です。楽しみながら身体や心を活性化させるレクリエーション介護士の将来性はどうなっていくのでしょうか。
本記事では、レクリエーション介護士としての活躍の場、将来性について詳しくご紹介します。
1.レクリエーション介護士は老人ホームやデイサービスセンターなどで活躍
2.入居者や職員との円滑なコミュニケーションで職場の雰囲気を明るくできる
3.AIが導入されてもレクリエーション介護士の将来性は高い
4.今回のまとめ
レクリエーション介護士は老人ホームやデイサービスセンターなどで活躍
レクリエーション介護士の主な活動の場は、老人ホームやデイサービスセンターです。この施設では、高齢者の生活の質を向上させるために、様々なレクリエーション活動を提供しています。例えば、手工芸や料理、エクササイズ、合唱や合奏など、高齢者の興味や能力に合わせたプログラムが行われています。
レクリエーション介護士は、レクリエーションの企画・運営する専門家であり、趣味や特技を活かしながら高齢者が無理なく楽しめるように趣向を凝らしています。レクリエーションは1対1で行うこともあれば、集団で行うことも少なくありません。道具がなくても手軽に行うことができるクイズやゲームの企画、お花見、盆踊りといった季節ごとの行事を計画することもあります。
入居者や職員との円滑なコミュニケーションで職場の雰囲気を明るくできる
レクリエーション介護士にとって、レクリエーション活動を提供するだけでなく、入居者や介護職員とのコミュニケーションを取ることも欠かせません。利用者それぞれの趣味や興味を知り、それに応じて楽しむことができる活動を提供することで、利用者との関係が深まります。また、レクリエーションを通じて、利用者同士のコミュニケーションも促進され、施設全体の雰囲気が明るくなるでしょう。
多くのレクリエーション介護士は、現場の介護職として勤務しながら、レクリエーション介護士の資格を取得した上でレクリエーションの企画・実施の責任者として働いています。
AIが導入されてもレクリエーション介護士の将来性は高い
近年、AIやロボット技術が介護現場にも導入されるようになりました。しかし、レクリエーション介護士の役割は、人の感情や心に関わる部分が大きいため、AIだけでは代替できないと言われています。レクリエーション活動を通じて取るコミュニケーションや高齢者の心のケアは、人の温かみや細やかな気配りが必要です。そのため、今後AIが導入された場合でも、レクリエーション介護士の将来性は高いと言えるでしょう。
レクリエーション介護士は、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が主催する民間資格で、1級と2級があります。2級は誰でも受講でき、同協会指定の通信講座と通学講座のいずれかを受講し、課題提出と筆記試験に合格すると認定されます。1級は2級修了が条件であり、指定会場で4日間の必須講座を受講した後、実技試験と筆記試験、現場実習を経て資格取得となります。
今回のまとめ
レクリエーション介護士は、高齢者や障害者の心の豊かさをサポートする重要な役割を果たす存在です。様々な施設での活躍の場があり、役割は今後も拡大していくと考えられます。AIの導入が進む現代でも、人の心や感情に寄り添うサービスの価値は変わらないため、レクリエーション介護士としてのキャリアは、これからも有望と言えるでしょう。レクリエーション介護士の資格取得に興味のある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。