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2024.01.16

介護予防運動指導員と介護予防指導士の違いは?

健康寿命を延ばすことが求められている現代において、介護予防の重要性は高まる一方です。介護予防に関連する資格も多岐にわたり、それぞれが特定の役割を担っています。
本記事では、「介護予防運動指導員」と「介護予防指導士」という、似ている名前の2種類の資格について、違いを中心にご紹介します。

介護予防運動指導員は高齢者の筋力向上トレーニングに特化した資格

介護予防運動指導員は、高齢者の筋力や体力の維持・向上を目的とした運動プログラムの提供に特化している資格です。
介護予防運動指導員の資格を取得すると、高齢者の身体機能に合わせた適切な運動方法やプログラムの作成、安全な運動指導等を行うことができるようになります。本資格は、転倒予防や日常生活の自立をサポートするために非常に重要な役割を担う資格であり、病院や介護施設だけでなく、スポーツクラブ、リハビリセンターなどでも活かすことができます。
介護予防運動指導員になるには、介護予防運動指導員養成講座を受講する必要があります。受講条件として、介護福祉士や社会福祉士の国家資格保有者、介護職員実務者研修修了者、介護職員初任者研修修了者で実務経験2年以上の方などが対象となります。受講後、修了試験に合格すると資格を取得できます。

介護予防運動指導員について詳しく知りたい方はこちら▶▶介護予防運動指導員になるには?受講資格や必要な費用

介護予防指導士は運動以外の分野における指導やアドバイスを行う

介護予防指導士は、介護が必要となる高齢者に運動だけでなく、食事や生活習慣に関する指導やアドバイスを行う資格であり、介護予防指導士の活躍の場は、介護予防運動指導員とほぼ同じで、高齢者の運動サポートなどを行います。
介護予防指導士の資格を取得するには、介護予防指導士講習を受講する必要があります。講習(オンライン・スクリーニング1日)では、器具を使わない運動やストレッチだけでなく、転倒予防や栄養ケアや口腔ケアについて学ぶことができます。
この資格を保有していることにより、高齢者の日常生活全般をサポートし、健康的な生活習慣の形成や維持を助けることが可能です。また、生活環境や社会的なサポートに関する情報提供や相談対応も行うことができます。
受講条件としては介護福祉士や社会福祉士の有資格者、介護職員実務者研修、介護職員初任者研修修了者などが対象であり、初任者研修修了者に対する実務経験は不要です。

介護予防運動指導員の認定機関は地方独立行政法人

介護予防運動指導員の認定機関は、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所です。各都道府県が指定するスクールや企業が養成講座を開催しており、取得方法や内容は都道府県によって異なることがあるため注意が必要です。講義時間は約31.5時間であり、受講期間は5日~1ヶ月間と幅があります。
一方、介護予防指導士の資格は、特定非営利活動法人日本介護予防協会が主催しており、指定を受けたスクールや期間が全国で講習を開いています。講義時間は21.5時間で、オンラインと1日にスクリーニングで修了するコースも設けているので確認してください。

募集中の介護予防運動指導員はこちら▶▶フクシカサーチ|その他介護資格
※検索結果の一覧から講座をクリックまたはタップすると、スケジュールや料金など、講座の詳細を確認できます。

今回のまとめ

国は「介護予防」や「自立支援」を重視した介護保険制度への見直しを行っていることから、介護予防運動指導員や介護予防指導士の資格のニーズは今後ますます高まると見込まれています。これらの資格は、名前が似ているため混同されやすい資格ですが、高齢者の健康維持や介護予防に興味がある方は、自らの関心やキャリアの方向性に合わせて適切な資格を選び、専門的知識を習得してみてはいかがでしょうか。

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