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2024.01.26

喀痰吸引等研修の資格スクールの選び方とカリキュラムの内容

喀痰吸引等研修は、介護職として必須となる専門技術を習得するために重要であり、適切な資格スクール選びが鍵です。この記事では、喀痰吸引等研修の資格スクール選びのコツ、カリキュラムの内容、受講にかかる費用と時間についてご紹介します。喀痰吸引等研修のスクール選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

喀痰吸引等研修の資格スクールの選び方

喀痰吸引等研修の資格スクール選びは、単に教育を受ける場所を決めるだけでなく、介護職としての未来を形成する重要な一歩です
例えば、カリキュラムであれば、介護現場で実際に必要とされる技術・知識を網羅しているか、最新の介護方法や技術が含まれているかなどを見極めましょう。
また、講師の資格やキャリアも大切な要素です。現場経験が豊富な講師から教えてもらうことで、実際の現場で遭遇する様々なシナリオに対応する実践的なスキルが学べます。
その他にも、授業を欠席した場合のフォローアップや質問への対応速度といったサポート体制、資格スク―ルの場所、アクセスの良さ、過去の受講生の口コミなども判断基準の一つとなるでしょう。

喀痰吸引等研修におけるカリキュラムの内容

喀痰吸引等研修は、第1号研修、第2号研修、第3号研修の3種類に分かれています。第1号研修は、喀痰吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部)と経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻)、第2号研修は喀痰吸引(口腔内、鼻腔内)と経管栄養(胃ろう、腸ろう)を行うことができます。
気管カニューレ内部の喀痰吸引を希望する方は、第1号研修の受講が必要です。第3号研修は、筋萎縮性側素硬化症(ALS)などの難病患者の方が対象で、1号もしくは2号研修に併せて受講します。
第1号研修・第2号研修ともに、基礎研修(講義50時間+演習)と実地研修の2本立てで、まず喀痰吸引の基本的な理論や手技、感染予防策などの基礎知識を習得します。その後、実際の機器を使用した実地研修が行われ、受講生は実際の介護現場での喀痰吸引や経管栄養の手順を習得。喀痰吸引の実地研修では、口腔内10回以上、鼻腔内、気管カニューレ内部は20回以上、経管栄養はそれぞれ20回以上と回数が決まっているため注意してください。カリキュラムには、患者の呼吸状態の観察方法や緊急時の対応方法なども含まれています。

資格講座に受講にかかる費用と取得にかかる期間

喀痰吸引等研修の資格取得にかかる費用と期間は、スクールによって異なります。一般的に6万円から24万円程度で、取得にかかる期間は基礎研修で10日、実地研修で15日程度です。費用には、講義料、教材費、実技練習に必要な機材の使用料などが含まれます。通学以外に基礎研修をオンラインで行うスクールも多いです。
さらに、多くのスクールでは、働きながら資格を取得することができるよう短期集中型のプログラムが用意されています。就業している介護施設に資格取得の支援制度がある場合、受験費用を支援してくれることも少なくありません。
なお、喀痰吸引等研修は各都道府県でも開催していますが、年1回程度と回数が少なく、資格スクールのように定期的に開催されていないため、スケジュールを事前に確認しておきましょう。

今回のまとめ

喀痰吸引等研修の資格取得は、特別養護老人ホームや障害者福祉施設などでの勤務を希望する方が介護技術を高める絶好の機会です。これらの情報を参考に、自分に合った資格スク―ルを選び、介護のキャリアを充実させてみてはいかがでしょうか。