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2024.02.29

介護現場でのレクリエーションに活かせる資格の種類と取得するメリット

レクリエーションは、高齢者の身体機能を維持・向上させるきっかけになるだけではなく、楽しさや人とふれあう喜びを感じることができる大切なものです。介護職員として働く中で、より実践的なレクリエーションを行うために、レクリエーションに活かせる資格の取得することは有効ですが、一方で、資格の種類や取得するメリットが分かりづらいと感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな方に向けてレクリエーションに活かせる資格の種類や取得するメリットを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

レクリエーションに活かせる資格の種類

レクリエーションに関する資格は、比較的新しい民間資格が多く、ご自身が学びたいことやスケジュールなどに合わせて最適なものを選ぶことをお勧めします。
本項では、代表的なレクリエーション資格を2つご紹介します。

レクリエーション介護士

レクリエーション介護士は、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会の認定資格です。介護の基礎知識を基に、自分の趣味や特技を活かしながらレクリエーションの企画力・実践力を身に着けることができます。
レクリエーション介護士の資格は1級と2級に分かれており、初めて受講する方は2級からスタートしなければなりません。通信・通学を選択して学ぶことができ、通信であれば約3ヶ月、通学であれば約2日間の学習期間を要します。講座を受講して修了試験に合格することで資格を取得することができます。

レクリエーション・インストラクター

レクリエーション・インストラクターは、公益社団法人日本レクリエーション協会の認定資格です。ゲームや歌、スポーツなどの活動を利用し、利用者の目的に合った内容を企画・展開する力を身につけることができます。
レクリエーション・インストラクターの資格取得要件を満たすためには、主に都道府県の協会が開催している指定の講習会(集合学習or通信+集合学習)を受講するか、協会が認定した大学・短大・専門学校に通い所定の科目を履修する必要があります。
その後、筆記や実技、レポートなどによる資格認定審査で認定されることで、資格を取得することができます。
なお、日本レクリエーション協会はレクリエーション・インストラクターの他にも「スポーツ・レクリエーション指導者」「レクリエーション・コーディネーター」「福祉レクリエーション・ワーカー」といった関連する資格も展開しており、目的に合わせた資格を選択しましょう。

介護レクインストラクター

介護レクインストラクターは、一般財団法人日本能力開発推進協会の認定資格です。高齢者の心と体についての基礎知識を身につけるだけでなく、企画や実施、声かけなどの実践的なノウハウを身につけることができます。
介護レクインストラクターの資格取得要件を満たすためには、協会が認定する教育機関で全カリキュラムを修了後、申し込んだ検定試験に合格することで資格を取得することができます。

レクリエーションの資格を取得するメリット

介護職員のレクリエーションに資格は必須ではありませんが、レクリエーションに関する資格を取得することによって、より高度で専門的なサービスを提供することができます。様々な視点から、質の高いレクリエーションの企画・提案が可能になり、レクリエーションのバリエーションが増えることもメリットの一つです。
講座では、高齢者の身体と心の特徴や関わり方も学べるため、利用者とのコミュニケーションを円滑にするコツやポイントを身に着けられます。
また、資格を取得していることで、キャリアアップや転職の際に有利になる場合があります。介護業界において、レクリエーションに対する関心は高まっているため、履歴書や面接の際のアピールポイントとなるでしょう。有資格者が介護スタッフにいることは、施設側にとってもメリットが多いです。スタッフ間で知識の共有ができることで、スタッフのレクリエーションに対する知識や知見が深まり、施設全体の質の向上へと繋がるでしょう。

今回のまとめ

レクリエーションに活かせる資格は複数あります。介護職員にレクリエーション資格の取得は必須ではありませんが、資格の取得はおすすめです。自分の介護スキルの向上や転職の際に有利に働くなど、多くのメリットがあります。働く施設の業務内容や、自分の目指す介護士に合った資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。