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2024.03.25

レクリエーション介護士とは?仕事内容や資格取得方法について

介護現場では、クイズや簡単なエクササイズなどのレクリエーションが提供されているのですが、担当者の多くはプログラム作りに頭を悩ませているようです。レクリエーション介護士は2014年に誕生した民間資格で、介護の基礎知識に基づいたレクリエーションを企画・実施できる人材育成を目的としています。ここでは、需要が高まっているレクリエーション介護士の仕事内容や資格取得の方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

介護・福祉施設などで需要があるレクリエーション介護士

多くの介護資格は、排泄や食事、入浴などの介助スキルや知識を習得に重きを置き、レクリエーションの企画・実施に関する内容は二の次になっていました。リスク管理も踏まえた上でレクリエーションを行うには企画段階で時間がかかるケースも多く、プログラムのマンネリ化に悩む担当者も少なくありません。
レクリエーション介護士は、「レクリエーションの質を高めたい」という現場の声を受けて誕生した民間資格です。
介護施設で利用者が充実して暮らすためには、身体的支援や設備面の充実だけでなく、「生きがい」や「喜び」といった要素が不可欠です。QOL(生活の質)の向上につながるレクリエーションの必要性が求められているため、介護職員にレクリエーション介護士の資格取得をすすめる介護施設なども増加しています。

レクリエーション介護士の仕事内容とは?

レクリエーション介護士は、レクリエーションを通じて利用者に生きがいを持ってもらい、健康維持と促進をサポートするのが仕事です。
特別養護老人ホームやデイサービスセンターなどの介護施設では、レクリエーションをスケジュールに組み込んでいます。多くのレクリエーション介護士は、現場の介護職として働きながら、レクリエーションの企画・実施の責任者として働いているのです。
レクリエーションは1対1で行うこともあれば、集団で行うこともあります。道具がなくても手軽に行えるクイズやゲームの企画から、お花見や盆踊りといった季節ごとの行事を計画することも少なくありません。
どんなレクリエーションを提供すると利用者が喜んでくれるかを考え、協議して実施します。レクリエーション終了後、フィードバックを行い、また次のレクリエーションに繋げていきます。

レクリエーション介護士の受験資格や取得方法ついて

レクリエーション介護士は、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が主催する民間資格で、1級と2級があります。
レクリエーション介護士2級は、受験資格はなく、誰でも受講できます。同協会指定の通信講座と通学講座があり、通信講座はテキストとDVDを使って学習した後、添削課題と在宅での筆記試験に合格すると資格を取得することが可能です。通学講座は、レクリエーション介護士の認定講座を提供する大学や専門学校などに2日程度通い、添削課題と筆記試験に合格すると取得できます。
レクリエーション介護士1級は、2級修了者のみ取得できる資格で、指定会場で4日間の必須講座を受講した後、実技試験と筆記試験、現場実習を経て、認定証が交付されます。

今回のまとめ

レクリエーション介護士とはレクリエーションを通じて、利用者の暮らしに生きがいを提供する人材育成を目的とした資格です。2級と1級があり、2級は通信もしくは通学のいずれかで必須講座を受講し、添削課題を提出し筆記試験に合格することで取得できます。レクリエーションで喜びや生きがいを提供したい介護職の方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。