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2024.04.03

40代・50代から介護業界に転職するためのポイント

40代・50代だと介護業界への転職が難しいと思っている方もいますが、他業種と異なり、40代から介護の仕事を始める人は少なくありません。未経験でも年齢に関係なく働ける環境が整っているため、歓迎されることでしょう。ここでは、40代・50代でも介護業界に転職できる理由とメリット、転職を成功させるポイントをご紹介します。

40代・50代でも介護業界に転職できる理由

40代・50代でも介護業界に転職できる理由として、社会的要因があります。介護業界は慢性的な人手不足で、年齢不問の求人が少なくありません。また、介護業界は40代以上の方が活躍している職場のため、40代・50代はまだまだ現役で働けると判断する施設・事業所も多いようです。
公益財団法人介護労働安定センター「事業所における介護労働実態調査結果報告書」によると、介護職員の平均年齢は47.7歳で、45~50歳未満が13.8%と最も高く、次いで40~45歳未満が13.4%となっています。※
最近の傾向として、20代から60代まで幅広い年代の人に働いてもらいたいと考える施設が増えていることも、40代・50代でも転職できる理由の一つです。

参照:公益財団法人介護労働安定センターホームページ(http://www.kaigo-center.or.jp/report/)

40代・50代が介護業界へ転職するメリット

40代・50代が介護業界へ転職するメリットは、人生経験を通じて身に着けたコミュニケーション能力と人間力を活かせる点です。主婦(主夫)の方だと、調理や掃除・洗濯などの生活援助で家事の経験が役立ちます。利用者と年齢が近いこともあって、気軽に世間話ができる点も重宝されます。
介護業界は業務の効率化と組織の活性化のため、介護以外の経験を持つ人材を強く求めています。前職で管理職だった方は、介護初心者でも管理者候補として迎える施設もあります。人生経験豊かな人は自然と教える力や伝える力が身に着いているため、介護業界しか知らない20代・30代の若い職員に刺激を与え、組織を良い方向に導く影響力も期待されているのです。
60代・70代になっても働き続ける方も多く、年齢を重ねても活躍できるのが介護業界です。働きながら介護技術を習得でき、万が一家族に介護が必要になった場合でもスキルを活かすことができます。

40代・50代が介護業界転職を成功させるポイント

40代・50代が転職を成功させるには、転職する明確な理由を持つことが大切です。年齢がネックになることはありませんが、介護職に就きたい理由を明確に示せないと不採用になることがあります。
転職する前に、「介護職員初任者研修」を取得しておくと有利に働きます。事前に取得しておくと、「すでに準備を始めていて、やる気がある人」と判断されるでしょう。修了までにかかる時間は合計130時間(実技:約90時間、座学:約40時間)、費用は数万~10万円程度です。ハローワークの職業訓練で資格を取得できる場合もあり、自治体によっては補助金が出るところもあります。
介護職の基本的な業務内容、施設形態ごとの違いなどの情報を事前に集めておくのも成功させるポイントです。どんな施設があり、どんなサービスを提供しているのかなどを自分で調べておきましょう。

今回のまとめ

40代・50代でも介護業界に転職することは可能です。年齢に関係なく受け入れてくれる業界で、前職やこれまでの人生経験を活かすことができます。資格を取得し、実績を積むことで40代・50代の方も長く続けられるため、まずは介護に関する情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。