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2024.06.10

同行援護従事者養成研修を受講するメリット

同行援護従業者養成研修は、同行援護従業者になるために必要な研修であり、障害者支援の現場で重要な役割を果たす人々に向けたものです。
この講座は一般課程と応用課程に分かれており、入門編の一般課程を受講するために特定の資格や経験は必要ありません。しかし、誰でも受講することができる分、受講するメリットが分かりづらい面もあります。
この記事では、同行援護従事者養成研修を受講するメリットをお伝えします。ご自身のニーズ・境遇と照らし合わせ、受講を検討しましょう。

視覚障害者の方に専門的な移動支援を行うことができる

同行援護従事者養成研修は、移動支援の中でも視覚障害者の方への支援に特化した研修内容です。
視覚障害者の移動支援を担う方は、その方々が安心して外出し、社会とのつながりを持つための重要な役割を果たすだけでなく、彼らのニーズや希望に合わせた適切な支援を提供することが求められます。そのためには、彼らの個々の状況や感情に敏感であり、コミュニケーション能力やエンパシーを持って接することが不可欠です。
同行援護従事者養成研修では、これらのスキルや知識を習得することができるため、一人ひとりに合わせた細やかなサポートを提供できるようになります。

仕事の幅が広がるようになる

同行援護従事者養成研修は、一般課程と応用課程に分かれており、地域や機関によって異なるものの、どちらの課程も2〜3万円程度の費用・2〜3日程度の期間で受講することができ、試験もないため比較的ハードルの低い資格といえます。そのため、現在介護・福祉施設の職員や訪問ヘルパーとし働いている方々でも受講しやすいのが特徴です。
資格を身につけることで、職場内や訪問先での支援だけでなく高齢者や障害者の外出支援ができるようになり、仕事の幅が広がります。

介護職員初任者研修を修了し、さらに視覚障害者の専門知識を深めたいと願っている方

キャリアアップや就職・転職活動に有利になる

同行援護従事者養成研修は、応用課程まで修了することで、同行援護サービスのサービス提供責任者になることができます。この同行援護サービスのサービス提供責任者は、厚生労働省が推進している「同行援護特定事業所加算」の人材要件の対象となるため、資格を有していることでキャリアアップや就職・転職活動時に有利になると考えられます。
同行援護従事者の活躍の場は広く、障害者支援施設や障害者福祉サービス事業所だけでなく、グループホームや訪問介護事業所など介護・福祉に関わる幅広い環境にニーズがあります。

今回のまとめ

同行援護従事者養成研修は、移動支援の中でも視覚障害者の方への支援に特化した研修内容です。資格を取得することにより、視覚障害者に対して専門的かつ感情に寄り添った質の高い移動支援サービスを提供することができます。
また、資格取得により仕事の幅が広がるだけでなく、キャリアや就職・転職活動において待遇が向上する可能性もあります。