全国の介護・福祉資格講座を検索・申し込みできるフクシカサーチ「お知らせ・コラム」ページ

メニュー

Column

お知らせ・コラム

Column

2023.07.31

無資格でも介護職で働ける?資格なしでも従事できる仕事内容とは?

介護職に就きたいけれど、資格がないから無理ではないかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。実は、現時点で資格がないからといって介護職を諦める必要は全くありません。
ここでは、介護職に従事するにあたり、有資格者と無資格者にどのような違いがあるのか解説します。

介護職は無資格からでも目指すことが可能

結論から言うと、無資格でも介護職に従事することは可能です。資格がないと介護職に就くことができないという考えは誤りです。ただし、資格があることでできる業務が多くなり、手当がついたり役職になる可能性が高くなったりするなど、優遇される場面も少なくありません。また、介護職に転職するタイミングで資格がなかったとしても、現場で経験を積みながら資格取得を目指すことが可能です。

無資格者が従事できる・できない仕事内容とは?

資格なしでもできる業務は、まず「生活援助」全般が挙げられます。生活援助とは、要介護者の日常的な生活に必要な買い物や掃除、洗濯といった業務。ほとんどが家事にあたりますので、専門的な資格は必要ありません。自動車の免許があれば、送迎車の運転もできます。
また、有資格者が行う仕事のサポート業務は可能です。一例として、訪問入浴。入浴そのものは有資格者が行いますが、着替えの手伝いなどは資格がなくてもフォローできます。
その他事務作業や、生活援助の範囲を超える洗車や庭の手入れといった家事の自費サービスなどが、資格がなくても従事可能な業務です。
一方、有資格者でないとできない仕事は、訪問介護での「身体介護」です。身体介護とは、食事や排泄、入浴など要介護者に直接触れて行う介護のこと。無資格者は、常に資格所持者の指示に従うことで身体介護を手伝えますが、訪問介護の場合は少人数で向かうため、常に有資格者の指示を仰ぐことができない状況なのです。また、介護に関連する資格の中でも「介護福祉士」は、本来は医療関係者が行う医療行為の一部である喀痰吸引や経管栄養が可能になります。

無資格の方が介護の仕事をしながら目指せる介護資格

資格がなくても介護職での活躍は可能ですが、もっと活躍の場を広げたかったり給与アップを狙ったりしたい場合、働きながら資格取得を目指すのがおすすめです。
目指しやすい資格の筆頭に「介護職員初任者研修」があります。通信とスクーリングの両方で講義を受けた後、修了試験に合格することで取得可能です。介護に関する基礎的な知識を一通り有しているという証明となりうる資格ですので、最初に取得を目指すのが良いでしょう。
医療行為まで可能な介護福祉士を目指す場合「介護福祉士実務者研修」の取得を目指すのがおすすめです。これは、介護福祉士になるために必ず取得しなければならない資格であり、喀痰吸引や経管栄養の手順も含め、より高いレベルの介護知識と技術が習得できます。

< h3 id="4">今回のまとめ

介護関連の資格がないからといって、介護職への転職を諦める必要はありません。資格がなくても転職は可能であり、できる仕事も豊富に存在するためすぐに活躍できるでしょう。ただし、有資格者でないとできない仕事があり待遇にも関わることから、働きながら資格の取得を目指すことをおすすめします。