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2023.07.31

介護職の正社員のボーナスはいくら?パートは貰うことができるか

介護職への転職にあたり、月給や休暇の他にチェックすべき項目はボーナスです。介護職の中には正社員ではなくパートでもボーナスが支給されることがあります。
ここでは、介護職におけるボーナスの具体的な金額と、パートでのボーナス支給の状況について解説します。

介護職の平均ボーナスは約53万円

「令和3年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省が全ての産業を対象に1年に1度実施する賃金の調査)によると、介護職に従事する人が受給する年間ボーナスの平均金額は約53万円となっています。年間合計ですので、ボーナスの支給回数が年2回の事業所では、1回あたり約26.5万円です。
ただし、約53万円はあくまで平均。より細かく資料を紐解くと、男女別や年齢により金額が異なります。男女別では、男性の方が若干ですが支給金額が高い傾向です。これは、力や体力が必要な業務に従事する頻度などが影響しているものと考えられます。年代では、経験や知識が充分に得られており、かつ体力的にも期待ができる30代~40代の受給金額が高めです。

勤務先によってはパートもボーナスあり

介護職のボーナスは、正社員だけではなくパートも支給対象としている事業所があります。ただし、必ず支給されるわけではなく、事業所ごとに対応が異なります。また、パートにボーナスを支給している事業所でも、後述する条件によって支給の有無や金額が変更することも。パートでの勤務を希望する場合は、応募先についてよく確認しておくことをおすすめします。

パートのボーナスは勤務日数や貢献度によって金額が変動する

2021年以降、企業には「同一労働同一賃金」が導入されています。同一労働同一賃金とは、同程度の貢献度の労働者であれば、雇用形態に拘わらず賃金の面において同一の待遇をしなければならないという決まりです。そのため、もしも正社員ではなくてもほぼフルタイムで労働していたり、資格を取得して重要な仕事を任されていたりした場合は、ボーナスも含めて正社員と同等の扱いを受けられます。
ただし、パートタイム労働は「短時間労働」とも言われるように、パート労働者は家庭や体調の事情などによりフルタイムで勤務できないケースがほとんどです。たとえフルタイムでなくても、パート労働者にボーナスを支給する企業はあります。
パート労働者へのボーナス支給は、勤務日数や時間などの条件が設定されている企業が多く見られます。まずは事業所のボーナス支給の条件を確認してください。

< h3 id="4">今回のまとめ

ボーナスは、正社員だけではなくパートにも支給している事業所があります。全ての事業所で行っているわけではないので、介護のパートで働きたいと希望している場合は応募先について確認しておくと良いでしょう。また、パートへのボーナス支給を行っている事業所でも、勤務日数などの条件が設定されている場合も多いので、合わせて確認することをおすすめします。