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2023.07.31
介護夜勤では具体的に何をする?介護職に関するよくある疑問
介護の仕事と言えば夜勤(夜間勤務)があるというイメージがあるのではないでしょうか?実際のところ、入居型の施設では夜間も要介護者のお世話をする必要があるため、多くの1日の勤務を日勤と夜勤の2つに分けてシフトを組む2交代制を取り入れています。
介護職を志す方々は、夜勤でどのようなことをしているのか業務内容が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、介護職の夜勤での代表的な仕事内容を解説します。
介護職の夜勤では数時間おきに安否確認を行う
日勤と夜勤の大きな違いのひとつが、夜間巡回の有無です。夜間は数時間おきに入居者の部屋を巡回し、体調に異変がないかを安否確認します。夜間巡回は、入居者の睡眠を妨げないようドアの開閉や足音には細心の注意を払い、電気はつけず手にしたライトで照らしながら行動するなど、日勤にはない配慮が必要です。
欠かすことができない夜間帯の排泄介助
排泄の介助も、夜勤の重要な仕事のひとつです。就寝中なのに排泄介助があることを不思議に思うかもしれませんが、要介護者の中には排泄がうまくいかず、夜間に頻尿で起きてしまうことが多々あります。また、決まった時間に起こしてトイレに誘導したり、おむつ使用者の場合は交換したりといった介助が必要です。夜間排泄の状況は入居者ごとに異なるので、それぞれの入居者のプランに沿って行動します。
スピードが求められる夜間のナースコール対応
入居者のベッドには病院と同じようにナースコールのボタンが設置されており、入居者が必要を感じるとボタンを押してコールします。このナースコールへの対応も、夜勤における重要な仕事です。
ナースコールを入居者が使用する理由は「トイレに行きたくなった」「飲み物を取ってほしい」といった身の回りのお世話を求める連絡が中心ですが、中には「体調が悪くなった」という緊急性のあるコールも。コールの内容が身の回りのお世話を求めるものだった場合、介護スタッフが部屋を訪問して迅速かつ静かに対応します。また、体調不良の場合は、緊急性を要する場合がありますので、迅速に入居者の様子を確認し、すぐに医療関係者に連絡します。
緊急時の対応方法については、多くの事業所でマニュアル化されています。確認事項や連絡先など重要な内容がまとまっているはずですので、夜勤に従事している間は定期的にマニュアルを確認することで、緊急時にも落ち着いて適切な対応を行うことが可能です。
< h3 id="4">今回のまとめ
介護職の夜勤では、就寝中の入居者の部屋を巡回して体調を確認したり、排泄の介助をしたりといった業務があります。特に、緊急性の高い連絡の可能性もあるナースコール対応は迅速さが求められる重要な業務ですので、用意されているマニュアルを守って正しく迅速に動けば入居者を救うことに直結するということを心がけ、命を守る尊い仕事に従事してください。