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2023.07.31

介護業界は人手不足?売り手市場の介護職の転職のしやすさ

介護職は人手不足で、比較的内定を得やすいという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。実際に、昨今の高齢社会化によって介護事業所が増えたことにより、人材の奪い合いが起こり、常に人材を求める人手不足の事業所が増加していることは事実です。しかし、売り手市場だからと何も意識せずに行動すると、就職・転職活動の失敗につながります。
ここでは、介護業界における求人の状況と、現状の中で転職活動をするにあたり知っておくポイントをご紹介します。

人手不足で売り手市場となっている介護職

就活用語である「売り手市場」とは、売り手(企業)の募集が多く、買い手(就職希望者)の数が少ない状況のことを言います。買い手である就職希望者にとっては求人数が多く就職や転職の成功率が高まり、売り手である企業は同業他社と優秀な人材の奪い合いとなるのです。現在の介護業界は、まさにこの売り手市場にあります。
介護職が人手不足の理由は複数あり、社会全体が高齢化していることにより介護の需要が高まっていることが理由のひとつ。この傾向は、この先も続く見通しです。また、介護職の賃金が低いというかつてのイメージも影響していると考えられます。これに関しては、「介護職員処遇改善支援補助金」など国による具体的な施策で改善傾向にあります。資格取得で手当がつくなど、自分の努力でも賃金アップが目指せる業界でもあるのです。

介護職は有効求人倍率が高い

厚生労働省が実施した「社会保障審議会・介護保険部会」にて、介護職の有効求人倍率が発表されました。2020年度、介護職員の有効求人倍率は3.90倍、ホームヘルパーは14.92倍。介護業界における人手不足は依然として続いていることの証明となる数字です。

介護職への転職を成功させるためにやっておくこと

全体的に人手不足の介護業界では、内定を貰える可能性が高めであると言えるでしょう。ただし、内定が早めに出てしまうからこそ応募する事業所の選択は重要です。企業理念や資格取得補助制度、賃金や勤務地など、自分にとって譲れない条件をしっかりと定め、条件を満たす企業へ集中的に応募することをおすすめします。
また、先に解説した介護職の有効求人倍率の中でも、資格が必要なホームヘルパーの人手不足は顕著。ホームヘルパーに従事できる「介護職員初任者研修」は比較的取得しやすいので、転職前に取得して応募先の選択肢を広げることもできます。介護職員初任者研修は、ホームヘルパーだけでなく介護士としての就職でも、基礎的な知識と技術をすでに持っている証明となりますので就活で有利に働くでしょう。
売り手市場とはいえ、事業所も当然のことながら誰でも良いわけではなく面接などでしっかりと人柄を見ます。人気の事業所には応募が集中することも考えられるので、油断せずできる準備を全て整えて挑んでください。

< h3 id="4">今回のまとめ

介護業界は全体的に人手不足の状況にあり、売り手市場が続いています。しかし、内定が比較的出やすい状況だからこそ、どこに応募するかが重要。事業所の状況を見定めて、本当に働きたいと思えるところをピックアップして応募することをおすすめします。