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2023.07.30

介護職の専門学校に通って介護福祉士取得を目指すメリットは?

介護福祉士は、介護の資格の中で唯一の国家資格であり、高齢化が進む日本において今後ますます必要性が見込まれる資格です。介護福祉士になるには様々なルートがあるのですが、専門学校に通って取得する方法が最も効率的と言われています。
ここでは、専門学校に通って介護福祉士の国家資格を取得するメリットをご紹介します。

介護福祉士の資格を短期間で取得できる

介護福祉士になる方法として、以下の4つの方法があります。

・大学の福祉系学部や養成施設(専門学校など)で必要な科目を履修し、2年以上学ぶ
・3年以上の実務経験を積み、実務者研修(6カ月以上)を受ける
・福祉系高校を卒業する
・通信教育など特例高校を卒業し、実務経験を9カ月以上積む

最も短期間で介護福祉士の国家資格を取得できるのは、高校卒業後、介護職の専門学校などの養成施設に入学し、最短2年間勉強してから、国家試験を受けるルートです。
2022年度から「社会福祉士および介護福祉士法」が改正され、どのルートを選んでも国家試験を受験し合格することが義務化されました。独学や通信講座の受講でも介護福祉士の国家試験対策はできますが、受験資格を得るには3年以上働くことが不可欠です。
介護職の専門学校は2年制が一般的であり、専門学校を卒業すると、実務経験ルートと比べて1年早く受験資格を得ることができます。
転職した人の多くは実務経験ルートを選択し、学費などのコストをかけずに、給料をもらいながら実務経験を積み、介護福祉士の資格取得を目指します、一方で、会社を退職した後、介護職の専門学校に入り直して、2年間しっかり勉強した後、卒業後すぐ介護福祉士として再就職する人少なくありません。
実務経験ルートで働きながら勉強するか、2年で専門学校を卒業して介護福祉士として再就職するか、自分のキャリアプランに合わせて選択することが大切ですが、最短コースで国家資格を手にしたい人は専門学校に通うのがおすすめです。

専門学校では実務に役立つ実践的な知識が得られる

専門学校の学習内容は、介護福祉士の資格取得に特化しているのが特徴であり、介護福祉士になった後、即戦力となる実践的な知識を得ることができます。「介護福祉士の資格を取得して介護職としてキャリアを積む」と決意して専門学校に入学している社会人も多く、実践的な知識を身に付けようと勉強しているのです。
専門学校によって学費や教育方針などが異なるため、学校見学などに積極的に参加して、比較検討してください。

専門学校なら介護職に就くためのサポートが受けられる

専門学校では、介護職に就くためのサポート体制も充実しています。介護福祉士の資格試験の傾向や国家資格の問題分析に関する情報が集まってくることから、資格取得に向けて効率的に勉強できるだけでなく、就職先のサポートなども受けることができます。国家資格の合格率だけでなく、就職率の高さも学校選びの重要な基準となるため、学校見学に訪れた際は、確認しておくことが大切です。

今回のまとめ

介護福祉士の資格を取得するルートとしていろいろありますが、介護職の専門学校に通うと2年間で国家試験を受ける資格を手にすることができます。まとまったお金が必要になりますが、即戦力となるための技術を短期間で学び、効率的に介護福祉士として再就職したい人には専門学校に通うのがおすすめです。ただし、学費や国家試験の合格率などは学校によって異なるため、必ず学校見学を行い確認してください。