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2023.07.30

コロナ禍でも介護業界へ転職希望者が増加している理由

介護業界では、人手不足と人材確保が課題となっています。介護士の転職においては、新型コロナの影響はあまりないと考えている事業所が多い状況ですが、他業種からの転職者は、コロナ禍以降増加しているようです。
ここでは、コロナ禍でも介護業界に転職希望者が増加している理由をご紹介します。

介護職は雇用が安定していてコロナ禍の影響を受けにくい

宿泊業、飲食業、小売業など女性が多い職場では、新型コロナウィルスの影響により、これまで尽力してきた仕事を失い、やむを得ず転職活動を強いられた方も少なくありません。
そんななか、withコロナ時代の転職先として人気を博しているのが介護職です。
慢性的な人手不足として深刻化していた介護福祉業界は、常に高い有効求人倍率を保っています。介護業界には「雇用不安」がありません。サービスにニーズがあるためなくなる心配はありませんし、職員の給与の原資の大部分は介護保険料を主とした国の福祉財源だからです。そうしたこともあり、雇用が安定していて、コロナ禍の影響を受けにくい介護業界が、働き口として注目されています。

介護職は施設数が多くて地方の需要も高い

介護施設にはサービスは入居系・居宅系など種類が多く、自分にとって働きやすい施設がどのようなものかを検討することができます。
特別養護老人ホームや有料老人ホーム、老健やサービス付き高齢者住宅(サ高住)、グループホームなど多種多様な入居系介護施設があります。未経験からスタートする方は、教育体制の整っている大規模施設を選ぶと働きやすいかもしれません。
居宅系サービスであるデイサービスでは、1日のスケジュールと役割分担があらかじめ決められていて働きやすいと感じる介護職の方は多いです。また、日曜を定休日としている施設が多いため、プライベートの予定も立てやすいメリットがあります。
訪問介護事業所では、経験が浅いうちは先輩が同行しますが、業務に慣れてくると一人で訪問しますので、職場の人間関係に悩まされることも少なく、夜勤もほぼないため働きやすいと感じる人も多い傾向です。
介護職は、都心はもちろん、人口減少と高齢化が顕著な地方でもニーズがありますので、他の職種に比べて再就職しやすい傾向にあります。地元に戻って再就職したいと考えている方にとって、需要が高い介護職は転職先として検討しやすいでしょう。

将来性があるので転職先として人気

介護業界は、高齢化が進む日本においては市場規模が大きくなっていく業界です。
様々な課題があるのも事実ですが、介護サービスの担い手は貴重な存在として多くの施設で歓迎されますので、将来性に関しては申し分ありません。
高齢化社会が進む中で介護人材の価値は非常に高く、今後も要介護者は増えていきますので、介護サービスの担い手は一層求められます。
介護業界の多くの課題に対しては、待遇改善や職場環境の改善も進められています。
介護職は、年齢や性別、経歴に関係なく自分の努力次第でキャリアアップを目指せるため、将来性があると言えるでしょう。

今回のまとめ

今回は、コロナ禍でも介護業界へ転職希望者が増加している理由についてご紹介しました。高齢化が進む日本において、介護業界はこれからも需要が伸びていく市場です。
年齢や経験に関係なくやる気があれば新しくキャリアチェンジとして挑戦しやすく、働く年数によって公的資格や国家資格の受験資格が得られますので、キャリア形成が叶えられます。例えば、無資格で介護施設で働き始めた場合は、「介護職員初任者研修」資格を取得できます。その上で、実務経験を3年以上積み、「実務者研修」を受ければ国家資格である「介護福祉士」の受験資格を得ることが可能。「介護福祉士」取得後「介護支援専門員」の資格を取得すれば、介護業界で非常に価値の高いケアマネージャーになることも可能です。無資格でも働きながら資格の勉強をすることでキャリアアップの可能性が生まれ、仕事の幅が広がったり管理職になれたりする可能性も期待できるでしょう。