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2023.07.30

離職率の高い介護職で長く続く人の特徴と長く働き続けるコツ

介護職は離職率が高いと聞いたことがありませんか?公益財団法人介護労働安定センターが報告した「令和3年度 介護労働実態調査」によると、介護職の離職率は14.1%でした。この離職率は、職業別の離職率で見た時に宿泊業や飲食サービス業などに次いで、比較的高い離職率です。
では、離職率が高いと言われている介護職で長く働き続けられている人には、どのような特徴やコツがあるのでしょうか。
ここでは、離職率が高い介護職で長く続く人の特徴と働き続けるコツをご紹介します。

人と接するのが好きな人は介護職に向いている

介護職は利用者さんとコミュニケーションを取ったり、介護サービスを提供したりする仕事です。そのため、人と接することが好きな人は介護職に向いています。基本的には食事介助やトイレ介助、更衣介助、入浴介助など、利用者さんの身の回りの介助を行いますが、働く場所によってはレクリエーションやイベントなどを行うこともあるかもしれません。
このように介護職は、利用者さんとさまざまなコミュニケーションや介助などを行います。人と接することが好きな人は、仕事の中にやりがいや楽しみを見つけやすく、長く働き続けやすいでしょう。

くよくよ悩まず気持ちを切り替えられる人が向いている

介護職を長く続けていくためには、くよくよと悩まずに気持ちをうまく切り替えられる人が向いています。介護職は対人の仕事であるため、利用者さんや同僚からの言動によって嫌な気持ちになったり、へこんだりすることがあるかもしれません。そのような時に、くよくよと悩み続けずにうまく気持ちを切り替えられる人は、悩みを後に引き摺らないで済みます。
反対にいつまでも悩みに固執してしまうと、気になって仕事に身が入らなくなったり、些細なことでさらにストレスを抱えたりしてしまうかもしれません。介護職に限らず、対人職には人間関係による悩みがつきものなので、くよくよと悩まずに気持ちを切り替えられるのは、長く働き続けられる人の特徴です。

上手に休息を取り体と心を癒すのが長く働き続けるコツ

介護職で長く働き続けるコツは、上手に休息を取り、体と心を癒すことです。利用者さんの体を支えてベッドから車椅子へ移乗したり、ベッドの上でおむつ交換をしたりと、肉体労働の場面があります。また、勤務形態によっては夜勤があり、寝ずに業務を行なうこともあるでしょう。
介護職の仕事による疲労を休息で十分に癒すことができなければ、段々と疲労が蓄積されて、体を壊すことに繋がってしまうかもしれません。そのため、休みの日は無理に体を動かさず、しっかりと休息を取ることが大切です。
また、介護職ではさまざまな人と関わることから、体だけではなく、心も疲労することがあります。心の疲労に関しても、お休みの日に自分の好きなことをやったり、自分一人の時間を作ったりして、心も癒してあげると気持ちがリフレッシュして、また仕事に全力で取り組めるでしょう。

今回のまとめ

今回は、離職率の高い介護職で長く続く人の特徴と長く働き続けるコツについてご紹介しました。介護職はきつくて、給料も安い仕事だと言われてきましたが、近年では職場環境が見直されてきており、離職率も以前より下がっている傾向です。そのため、昔よりも働きやすくなっている職場が増えてきています。
介護職を長く続けていきたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしていただき、介護の仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。