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2023.07.29

介護施設の利用者から嫌われたらどうすればいい?

介護職の仕事は、利用者さんと接する対人職であるため、どれだけ気をつけていても何かをきっかけに利用者さんから嫌われてしまうこともあるでしょう。では、介護施設の利用者さんから嫌われてしまったら、どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、介護施設の利用者さんから嫌われてしまった時の対処法についてご紹介します。嫌われやすいタイプの介護職員の特徴や、嫌われないために大切にしたいことなどについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

嫌われるタイプの介護職員の特徴

まず、嫌われるタイプの介護職員の特徴についてご紹介します。

言動が乱暴な介護職員

言動が乱暴な介護職員とは、利用者さんと会話する時にタメ口であったり、介助する時に雑な介助を行ったりする介護職員です。介護施設に入所されている方は、介護職員よりも高齢の方がほとんどでしょう。自分よりも年下の介護職員から、関係性が構築されていないのにもかかわらず、常にタメ口で話しかけられたら、不快に感じる方もいます。
また、ベッドから車椅子へ移乗する時に介助のやり方が雑で乱暴だと、介助される側は不安に感じますし、痛みを伴うこともあるでしょう。

距離感が適切ではない介護職員

距離感が適切ではない介護職員とは、利用者さんのプライベートに踏み込んだり、必要最低限の会話しか話さなかったりする介護職員です。
日々、利用者さんと触れ合う中で親密になってくることはあります。しかし、あくまでも介護職員と利用者さんは他人です。家族の関係性や金銭面などプライベートのことに過剰に踏み込んでしまうと、疑念を持ってしまい距離を離そうとすることもあるかもしれません。
一方で、完全に業務に関する必要最低限のことしか話さない介護職員も、嫌われやすいです。

常に不機嫌そうな介護職員

当然ですが、常に不機嫌そうな介護職員も嫌われやすいでしょう。常にイライラしていたり、仏頂面をしていたりする人は、どうやっても良い印象を相手に与えません。
やはり、不機嫌そうに仕事をしている人よりも、笑顔で仕事をしている人の方が好かれやすい傾向があります。

介護職では全ての利用者に好かれるわけではない

介護職を行なう上で、全ての利用者から好かれることが理想的です。しかし、現実的に人対人の仕事であるため、相性というものがあります。そのため、全ての利用者に好かれるということは難しいかもしれません。
相性がどうしても合わない方は、この利用者さんとは相性が合わないと割り切ってしまうことも、業務を円滑に進めるために大切です。どうにかして好かれようと、さまざまなことをしても相性が合わない方には逆効果となってしまうことも考えられます。
介護職は全ての利用者に好かれるわけではないと理解して、少なくとも嫌われないような対応を心がけることが大切です。ただし、先ほど嫌われる介護職員の特徴で紹介した言動や距離感が嫌われる原因となっている時は、改善することで嫌われなくなる可能性があります。嫌われている原因がわかったら、改善していきましょう。

利用者との積極的なコミュニケーションが大切

施設の利用者さんから嫌われないためには、利用者さんとの積極的なコミュニケーションが大切です。嫌われる理由として、関係性が十分にできていないことや、お互いのことをあまり知らないことによる誤解などが挙げられます。そのため、普段から積極的にコミュニケーションをとり、良い関係性を作っておくことが利用者さんから嫌われないために大切です。
積極的なコミュニケーションと聞くと、コミュニケーションが苦手な方にとっては大変そうだと感じるかもしれません。しかし、毎日の挨拶だったり、体調を伺ったりするようなコミュニケーションでも、利用者さんに良い印象を与えることができます。コミュニケーションが苦手な方も、まずは挨拶から積極的に行ってみてください。

今回のまとめ

今回は、介護施設の利用者さんから嫌われたらどうすれば良いのかについてご紹介しました。介護職は対人職なのでどれだけ注意していても嫌われてしまうことがあります。しかし、本記事で紹介した嫌われる特徴を改善したり、積極的にコミュニケーションを取ったりすることで、嫌われにくくなることは可能です。ぜひこの記事を参考にしていただき、利用者さんから嫌われない介護職員を目指してみてはいかがでしょうか。