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2023.08.11

喀痰吸引等研修とは?

介護職員は、原則的に医療行為をおこなうことができません。医療行為をおこなうことができるのは、医師や歯科医師、看護師などの資格を持った者に限られています。
ですが、喀痰吸引等研修を修了して認定特定行為従事者になることにより、「一定の条件の下で」、「特定の行為に限り」、介護職員でもこれらの医療行為を実施することが可能になります。

実施できる特定の行為とは?

具体的には喀痰吸引と経管栄養になります。自分でたんが排出しにくい高齢者や障害者の方のたんの吸引をおこなうことを「喀痰吸引」、飲み込む力が衰えて口からの食事ができなくなった方に対して、口以外の経路から栄養を摂取してもらう行為が「経管栄養」です。
喀痰吸引と経管栄養は、さらに細かく分類されます。

喀痰吸引

  • 口腔内の喀痰吸引
    口の中に溜まったたん・貯留物の吸引をおこなう行為です。
  • 鼻腔内の喀痰吸引
    鼻の中に溜まった貯留物の吸引をおこなう行為です。
  • 気管カニューレ内部の喀痰吸引
    気管カニューレの内部に溜まったたんや貯留物の吸引をおこなう行為です。口や鼻で呼吸がしにくい方の場合、喉から気道までを切開して呼吸をしやすくすることがあります。気管カニューレとは、その切開した気管に入れるカニューレ(管)のことです。

経管栄養

  • 胃ろう又は腸ろうによる経管栄養
    手術で開けたお腹の孔に、カテーテル経由で胃や腸に直接栄養剤を流し込み、栄養を補給してもらう行為です。
  • 経鼻経管栄養
    鼻の穴から通したチューブ経由で胃や腸に直接栄養剤を流し込み、栄養を補給してもらう行為です。

介護職員が医療行為をおこなう条件とは?

喀痰吸引等研修は、「喀痰吸引等制度」という制度の下で運用される資格となります。少しややこしい制度ですが、資格を取得する前にざっくりとでも理解しておいたほうがいいかと思いますので、簡単に述べていきます。
まずは基本的な用語から解説していきます。
  • 登録喀痰吸引等事業者(登録事業者)
    自らの事業の一環としてたんの吸引等の業務を行なう者。具体的には、特別養護老人ホームや老人保健施設、グループホームや有料老人ホームなどの事業所がこれにあたり、都道府県知事に登録をしている者のことをいいます。
  • 認定特定行為業務従事者
    介護職員等であって、喀痰吸引等の業務の登録認定を受けた従事者のことをいいます。
  • 喀痰吸引等研修
    介護職員等が認定特定行為業務従事者になるために必要な研修のことをいいます。
  • 登録研修機関
    喀痰吸引等研修を開講・実施し、修了者に修了証明書を発行する機関のことです。いわゆる資格スクールなどがこれにあたります。
介護職員が実際に現場で喀痰吸引等の行為をおこなうためには、①実施する事業所の要件と、②実施する従事者の要件の2つを満たす必要があります。
①は、事業所が登録喀痰吸引等事業者の登録を都道府県に申請し、認められる必要があります。②は、実際に喀痰吸引等をおこなう職員が、都道府県に認定を受けた認定特定行為業務従事者である必要があります。
どちらも満たす必要があるので、認定特定行為業務従事者であっても、働いている職場が登録喀痰吸引等事業者でなければ、行為を実施することができません。つまり、資格があってもその効力を発揮する場所は限られる、ということになります。
介護職員が認定特定行為業務従事者になるためには登録研修機関が実施する研修を受講・修了する必要があり、まさしくその研修こそが、喀痰吸引等研修です。

喀痰吸引等研修「1号研修・2号研修・3号研修の違い」

喀痰吸引等制度では、対象者と実施が可能となる対象行為によって、研修の種類が1号、2号、3号にわかれています。それぞれの違いは、以下の表をご確認ください。
修了した研修の種類 対象者 対象行為
1号研修 不特定 ①気管カニューレ内部の喀痰吸引
②口腔内の喀痰吸引
③鼻腔内の喀痰吸引
④胃ろう又は腸ろうによる経管栄養
⑤経鼻経管栄養
2号研修 上記①~⑤のうち、任意の項目
3号研修 特定 上記①~⑤のうち、対象者が必要とする項目

「1号・2号」と「3号」の違いは、対象者の違い

1号と2号は、行為の実施対象者が不特定となります。これは資格が対象行為に紐づいているため、対象者であれば誰に対してもおこなえる、ということです。例えば口腔内の喀痰吸引ができるようになった有資格者であれば、それを必要とする方であれば誰に対しても対象の行為をおこなうことができます。
利用者が多く、入れ替わりもあるような特別養護老人ホーム、老人保健施設、有料老人ホームなどといった施設系の職員の方が選択するケースが多いです。
一方3号は、特定の利用者に対して紐づいている資格、といえます。つまり、特定のAさんが鼻腔内の喀痰吸引と経鼻経管栄養を必要としていた場合、そのAさんに対応した資格を取得する、という考え方になります。仮にBさんという利用者さんが鼻腔内の喀痰吸引を必要としていても、いま持っている資格はAさんのためのものなので、Bさんには行為の実施をすることができません。Bさんに行為を実施するためには、Bさん向けの資格を取得する必要があります。
3号はどちらかというと在宅への訪問介護や障害者サービス事業所の職員の方が選択することか多いです。

「1号」と「2号」の違いは、対象行為の違い

1号と2号の違いは、対象行為の選択方法によるものです。
繰り返しますが、喀痰吸引等制度で実施できる医療行為は、気管カニューレ内部の喀痰吸引、口腔内の喀痰吸引、鼻腔内の喀痰吸引、胃ろう又は腸ろうによる経管栄養、経鼻経管栄養の5種類です。1号研修は、受講時に可能となる医療行為の5項目すべてを履修します。対して2号研修は、これら5項目の中から、自分に必要な項目を選択して履修します。
2号研修でも、すべての項目を選択したり、後日に改めて取得するなどで結果的に5項目をすべて履修した場合は、1号研修の修了者と同等になります。登録研修機関(資格スクール)によっては、1号と2号を同時開催して、一度に5項目すべてを履修する受講生は1号研修、1項目~4項目を選択する受講生は2号研修、と振り分けているところもあります。また2号研修のなかには、最初から履修できる科目が絞られている(例えば口腔内のたん吸引、鼻腔内のたん吸引、胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養の3項目のみから選択)講座もあります。

 

喀痰吸引等研修 1号研修・2号研修のカリキュラム

下記の表が、1号研修と2号研修のカリキュラムになります。前提として、1号と2号のカリキュラム上の違いは、実地研修の違いでしかありません。2号研修は5項目の中から必要な項目を選択して履修するのですが、それが反映されるのは実地研修の段階に入ってからであって、基本研修(講義、演習)までは同一となっています。
科目 時間
基本研修(講義) 人間と社会 1.5H
保険医療制度とチーム医療 2H
安全な療養生活 4H
清潔保持と感染予防 2.5H
健康状態の把握 3H
高齢者及び障害児・者の喀痰吸引概論 11H
高齢者及び障害児・者の喀痰吸引実施手順解説 8H
高齢者及び障害児・者の経管栄養概論 10H
高齢者及び障害児・者の経管栄養実施手順解説 8H
基本研修(演習) 口腔内の喀痰吸引 5回以上
鼻腔内の喀痰吸引 5回以上
気管カニューレ内部の喀痰吸引 5回以上
胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養 5回以上
経鼻経管栄養 5回以上
実地研修※ 口腔内の喀痰吸引 10回以上
鼻腔内の喀痰吸引 20回以上
気管カニューレ内部の喀痰吸引 20回以上
胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養 20回以上
経鼻経管栄養 20回以上
※1号研修は5項目すべて、2号研修は任意の項目
喀痰吸引等研修は、大きくわけて基本研修(講義)、基本研修(演習)、実地研修、の3つのパートで構成されています。
基本研修(講義)は座学となります。喀痰吸引等の行為は医療行為に分類されるので、医療に寄った講義の内容となります。とは言っても、限定された範囲内でかつ基本的な内容となっていますので、難しすぎてわからない、ということはないと思います。講義の仕上げとしてテストがあり、合格しないと次のパートである基本研修(演習)には進めません。このテストについても、問われるのは基本的なことですので、講義を聞いてさえいればクリアできるかと思います。また、不合格であっても再試験を受けさせてくれるスクールがほとんどです。
基本研修(演習)では、これまでとがらっと変わって実技科目となります。たんの吸引と経管栄養の全5項目について、人形(シミュレーター)を相手に手順通りの手技を各項目最低5回、繰り返す必要があります。最初の1回目~4回目は練習のようなもので、回数を重ねることで流れを覚え、徐々に漏れやミスを減らしていきます。最後の5回目は評価の対象となり、一定の基準をクリアしないとその項目は不合格となります。不合格になったら、合格するまでやり直します。
演習については、1号研修でも2号研修でも全5項目をおこないます。
最終パートの実地研修では、実際に医療行為を必要としている利用者さん(実地協力者)に対して、指導看護師の指示に従いながら行為をおこないます。口腔内の喀痰吸引は最低10回、その他の4項目は各最低20回と定められています。履修する項目の数や内容、実地協力者の方の人数にもよりますが、1日で終わることは難しいでしょう。何日かにわけて実地先施設に出向く必要があるため、実地研修は1ヶ月から数ヶ月以上はかかるのが普通です。合格基準は、各項目、ノーミスでクリアした率が7割以上、かつラスト3回をノーミスでクリア、となっています。

喀痰吸引等研修 3号研修のカリキュラム

下記が3号研修のカリキュラムです。
科目 時間
基本研修(講義) 重度障害児・者の地域生活等に関する講義 2H
喀痰吸引等を必要とする重度障害児・者等の障害及び支援に関する講義 6H
緊急時の対応及び危険防止に関する講義
基本研修(演習) 喀痰吸引等に関する演習 1H
実地研修 口腔内の喀痰吸引 医師等の評価において、受講者が習得すべき知識及び技能を修得したと認められるまで実施
鼻腔内の喀痰吸引
気管カニューレ内部の喀痰吸引
胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養
経鼻経管栄養
基本研修(講義)、基本研修(演習)、実地研修、の3つのパートで構成されているところは、1号研修・2号研修と変わりません。ですが基本研修(講義・演習)の分量は大幅に少なくなっています。
また演習と実地研修では、1号・2号で指定されていた回数指定はなくなっています。
3号研修は修了後に可能になる対象者が特定の利用者に限定されるため、実地研修協力者=自身が行為を実施する利用者、となります。ですので実地研修はスクールが指定した施設等に出向くのではなく、受講生が働く施設、もしくは利用者様のご自宅でおこなわれるかたちになります。

喀痰吸引等研修の取得日数

1号研修・2号研修

まず基本研修の講義部分が50時間(+筆記試験30分~1時間)あります。1日6時間程度の講義として、約10日程度、週2日のコースであれば1ヶ月半弱、かかる計算となります。
次に基本研修の演習に進みます。受講生1人あたりの受講日数は1日~3日程度ですが、演習は少人数のグループに振り分けられて実施されることが多く、その小分けされたスケジュール次第で終わる時期が異なってきます。
最後に実地研修ですが、これはスケジュールを受講生の都合と実地先施設の状況をすり合わせておこなうため、いつ修了するかというのを一概に言えません。実地先施設の指導看護師の空き状況や実地協力者の人数、健康状態に加えて、コロナを始めとする感染症の流行などによって一時的に実習の受け入れが中止となってしまうこともあります。
もし順調に実地研修が進めば、1号研修(全5項目実施)の場合で2ヶ月~6ヶ月くらいが目安かと思います。

3号研修

基本研修(講義・演習)が9時間と、1号研修・2号研修に比べてかなり少ないです。規定では演習は1時間となっていますが、実際は受講人数を勘案し、3時間~5時間程度設けているところが多いようです。日数にするとおおよそ2日~3日程度で終了します。

喀痰吸引等研修の受講料金について

喀痰吸引等研修の料金設定においては、基本研修(講義・演習)と実地研修で、それぞれに料金が分けて記載されていることが多いです。理由としては、①基本研修だけを受講するケース、②実地研修だけを受講するケース、ということがあり得るからです。この2つのケースについては後述します。
①または②に当てはまらない場合は、基本研修と実地研修を合計した金額が受講料金の総額となります。
1号研修、2号研修、3号研修でそれぞれ料金についての考え方と相場が異なるので、それぞれについて記載していきます。地域やスクールによって大きく異なる場合もあるため、相場についてはあくまで参考にしてください。

 

1号研修

  • 基本研修(講義・演習)
8万円~10万円
  • 実地研修
10万円~14万円

2号研修

  • 基本研修(講義・演習)
8万円~10万円
  • 実地研修
2万円~3万円/1項目
2号研修の場合、実地研修の項目は選択制となります。ですので、1項目いくら、というような料金設定がなされていることが多いです。合計金額も、受講生が選択した科目に応じて変化します。

3号研修

  • 基本研修(講義・演習)
2万円~4万円
  • 実地研修費用
スクールにより設定・金額に幅があります。ご確認ください。
3号研修の場合は、実地研修の対象者は事業所の利用者様になりますので、スクールが用意した実地先に出向くことはありません。勤務先の施設または在宅での実地研修となります。指導看護師を確保できない事業所のために、看護師の派遣料金を含んだ実地研修費用と、指導看護師がいる事業所向け実地研修費用の2パターンが設定されていることが多いです。
3号研修の場合の注意点として、保険料金(2,000円ほど)が実地対象者1人に対して発生しますので、対象の人数が多ければ実地研修に係る費用が増えていきます。

 

基本研修だけを受講するケース(実地先を自分で確保する)

1号研修・2号研修において、基本研修(講義・演習)だけをスクールで受講するといったケースがあります。ですが実地研修をしなくていい、ということではありません。
自分が勤務している施設や知り合いの施設などで、たんの吸引や経管栄養を必要とする利用者さんがいて、その利用者さんが実地協力者として承諾していただいた場合、かつ指導できる看護師が確保できる場合は、実地研修をそれら施設でおこなうことができます(スクールによっては認めていない場合もあります)。
この場合は、実地研修費用がかかりません。受講費用は基本研修の部分だけとなります。※ただし保険料や事務手数料などで1万円~2万円を徴収しているスクールが多いです。
特にコロナ禍以降、スクールが実地先を確保することが難しくなっており、スクールや講座によっては実地先を自分で確保できる受講生を優先して受講可能にするケースも増えてきています。

実地研修のみを受講するケース

1号研修・2号研修の受講生であって実務者研修資格を取得している場合、または2号研修・3号研修において、すでに基本研修を受講済であり、追加で項目や対象者を増やしたい場合は、基本研修が免除されます。実地研修のみを受講すればいいので、基本研修の費用はかかりません。
介護福祉士の国家試験受験要件に実務者研修が必須になって以降、このケースも増えてきています。ただし、3号研修は実務者研修を持っていても基本研修は免除にならないので、注意してください。

講座・スクールの選び方

研修の種類(1号・2号・3号)を選択

喀痰吸引等研修で修了した内容が、そのまま実施可能な行為となります。この資格は、登録喀痰吸引事業者で業務をする範囲内でしか使えない資格となりますので、勤務先の状況によって取得するべき研修の種類が異なります。
例えば、ナーシングホームなどで医療依存度が高い利用者さんが多い職場であれば最初から全項目を網羅した1号研修を受講することが効率的ですし、逆に医療的なケアを必要とする場面が限られていて、たんの吸引だけをできるようになればいい、というのであれば2号研修で該当する項目を受講するほうがいいでしょう。また訪問介護事業所などで、在宅の決まった利用者さんのケアがメインであれば、3号研修で十分です。
1号研修を取得すれば、必要とするすべての方にすべての項目を制限なくできるので便利に感じるかもしれません。ですが費用と取得にかかる期間を考えると、必ずしも1号がいいとは限りません。1号研修は5項目すべてについて、実地研修までを終えていなければ修了の認定がおこなわれません。1ヶ月で口腔内と鼻腔内の吸引、胃ろうによる経管栄養の実地研修を終えたとしても、他の科目が残っていたら、それらが終わるまで一つも行為がおこなえないということになります。特に気管カニューレ内部のたん吸引と経鼻経管栄養は、実地研修協力者の絶対数が少ないため、長くかかることが多いです。逆に2号研修や3号研修で最低限の科目を取得して、必要に応じて残った項目を後日に改めて取得し直すほうが効率がいいこともあります。その場合はすでに基本研修(講義・演習)は修了しているため、追加科目の実地研修だけをおこなえばいいことになります。

人工呼吸オプションの有無

すべての研修課程に共通しますが、人工呼吸器を付けた方に対してたんの吸引をおこなうことができるようになるオプション研修を実施しているスクールもあります。講義日程、演習日程、実地研修日程がそれぞれ少し増えるかたちになります。料金も別途かかります。

実地先の有無

受講料金のパートでも述べましたが、実地研修の実地先を選択できるケースがあります。ひとつはスクールが提携している介護施設等を紹介してもらってそこで実施するケース、もうひとつは受講生自身が勤務している施設等の利用者に対して実施するケースです。
この2つは、どちらかを選べる場合と片方しか選べない場合があります。特にコロナ禍からの影響で実地先を確保できず、勤務先等で実地研修をおこなうことができる受講生を優先的に受講可能としているスクールは増えてきています。
受講生によっては、たんの吸引や経管栄養を必要とする方をこれから受け入れるようにするために資格を取得する方もいます。そういった場合は現在の勤め先で実地研修がおこなえないため、研修を実施するスクールが実地先を確保している講座を選択する必要があります。

実地研修の期間

基本研修(講義・演習)が終わったあとは、実地研修となります。ここまでの集合的な研修とは異なり、実地研修は個人個人のスケジュールに合わせて実施されることとなります。
実地場所を、スクールの指定した施設でおこなうか自分の勤めている職場等でおこなうかに関わらず、実地研修は時間がかかります。最低でも受講生本人のほかに指導看護師、実地に協力してくれる要介護者の三者が揃わなければ実施できません。特に要介護者は、その性質上医療的ケアを必要とする状況に置かれている方となりますので、体調や状態が安定せず、予定したとおりに実地研修がおこなえないこともよくあります。
喀痰吸引等研修は、最終的な研修終了期間が講座ごとに定められています。講座ごとですので、その期間はスクールによって異なります。演習の修了日から実地研修の最終終了日までがあまりに短い講座だと、必要な回数(口腔内の喀痰吸引は10回、それ以外は20回)がこなせない可能性も出てきます。
実地研修の期間が長い講座、またはその期間内に取得できなくても延長を認めてくれる講座を選択する必要があります。ちなみに最終終了日の期間が長くても、実地研修が早く終わればそのタイミングで修了証明書が発行されるのが一般的です。