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2023.08.08
夜勤専従のメリットとデメリットは?希望者は事前に要チェック!
介護職における働き方の1つに「夜勤専従」があります。夜勤専従とは、文字通り、ほぼ夜勤の時間帯のみ働く労働形態です。
ここでは、介護職での夜勤専従のメリットとデメリットをご紹介します。日勤と比較して、自分に向いている働き方を見つける際の参考にしてください。
介護職の夜勤専従の一番のメリットは日勤よりも稼げること
介護職の夜勤には21~22時頃から翌朝7~8時頃までのショート夜勤と、16~17時頃から翌朝9~10時頃までのロング夜勤という2種類の勤務スタイルがあります。ロング夜勤は休憩1時間を含む約16時間勤務ですので、一般的な日勤の2日分を一気に稼働することになるのです。1回ごとの勤務時間は確かに長いですが、日勤よりも少ない出勤回数で同等またはそれ以上の賃金を稼ぐことができるのがメリット。また、夜間の仕事には「夜勤手当」が支給される事業所も多くあります。夜勤手当が上乗せされることによっても、日勤より効率的に働くことが可能です。
ショート夜勤は、休憩1時間を含む8時間勤務。もちろん、ショート夜勤にも夜勤手当が支給される施設が多いですが、日勤の賃金と比較して大きな差は生まれにくいので、扶養範囲を気にする方などに向いているでしょう。
昼間に自由時間が取れることもメリットの一つ
夜勤専従のメリットの1つに、日中が自由時間になることが挙げられます。多くの公共施設や商業施設がオープンしている日中を開けておきたいという理由の他、ご家族のために日中は在宅する必要がある人、日中は別の仕事や学校への通学にあてている人も少なくありません。
無理は禁物ですが、夢のためや家族のために日中を使いたい人には、メリットのある働き方と言えるでしょう。
非常勤採用が多いというデメリットもある
夜勤専従という働き方の特徴として、正社員雇用が稀であることが挙げられます。日勤のみまたは日勤と夜勤のシフトではなく、夜勤専従の採用はイレギュラーなケースと考える施設が多く、非常勤採用がほとんどです。
例えば、日中は学生であったり別の仕事をしていたり、家族の扶養であったりといったような理由で正社員採用にこだわらない場合は、大きなデメリットにはならないでしょう。
安定収入や社会保険を必要としており、ぜひ夜勤専従で正社員雇用を目指したいと考えている場合は、雇用の数が多くはないことを念頭に置いたうえで頻繁に求人検索することをおすすめします。
今回のまとめ
介護職の夜勤専従は、夜勤のみで働くスタイルです。日勤と同じように賃金の調整ができるショート夜勤の他、日勤の2日分をまとめて働けるロング夜勤があります。夜間に働くと社会が動いている日中が自由時間になるので、体調管理は必要ですが別の仕事や勉強をすることも可能。しかし、夜勤専従での正社員雇用は大変少なく、多くが非常勤採用です。正社員にこだわる必要がない場合は効率的に働けて日中の時間も確保できる、メリットの多い働き方と言えるでしょう。生活スタイルや個々の体質、体力などで向き不向きがあるので、自分が夜勤専従で働けるかどうかをよく検討してください。