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2023.08.08

介護職員初任者研修の実技の服装は?

介護職員初任者研修は、介護の基本が学べる研修として2013年4月に誕生した資格です。全過程を修了して合格すると資格として認められます。研修の内容は、筆記試験と実技試験です。筆記試験で成果を発揮したとしても、仕事や実際の介護現場で役立てるために、実技試験で合格しなければなりません。そんな実技試験を受ける時に気になるのが、服装です。
ここでは、介護職員初任者研修の実技試験を受ける際に、どのような服装にすれば良いのかご紹介します。

介護職員初任者研修は動き回ることが多いので動きやすい服装が最適

介護職員初任者研修の実技試験は、主に以下の内容から出題されます。
・ベッドメイキング
・体位変換
・衣服の着脱
・排せつ介助
・食事の介助
・口腔ケア
・歩行や移乗の介助
どの介護技術を見ても、身体を動かしたり動き回ったりすることが多いので、ジャージやポロシャツなど動きやすい服装で実技試験を受けるのが良いでしょう。動きやすいからといって、デニムや短パンなどはおすすめできません。
また、ジャージやポロシャツなら何でも良いわけではなく、実はデザインも非常に重要です。黒は喪服を連想させるとして、禁止としているところもあります。派手な色合いも介護施設にそぐわないため、注意が必要です。
動きやすさだけでなく、介護施設に相応の服装かどうかもチェックしておきましょう。

事故に繋がらない安全性の高い服装を選ぶことが重要

介護職員初任者研修で介護技術と同様に大切なのが、安全性です。介護中に事故が起こっては大変ですので、安全性を配慮した服装を選びましょう。
介護職員初任者研修の服装としてあまり好ましくないのは、次のような服装です。

ボタンやファスナーが多くついている服装

ボタンやファスナーが多い服は、利用者さんと密着することが必要な介護技術の際に、利用者さんにけがをさせる可能性があります。そのため、介護職員初任者研修の実技試験の時点から、着用はおすすめできません。

サンダル

サンダルやスリッパは足元が安定しないので、必ずスニーカーで試験に臨みましょう。衛生的な観点から靴下も履いておくと安心です。

アクセサリーや腕時計

アクセサリーや腕時計も、利用者さんにひっかかってけがをさせたり、自分がけがをしたりする可能性もあるため、必ず全て外してください。

エプロン着用や名札を付ける指示があれば従うこと

介護職員初任者研修の実技試験内容は、実は統一されていません。そのため、通っているスクールによって試験の内容や試験時の服装が変わってきます。
エプロン着用や名札を付けるなどの指示があれば、その指示に従う必要があります。他のスクールではエプロンや名札の着用をしていなかった、ネット上の情報になかったとしても、通っているスクールでエプロンや名札の着用指示があった場合には必ず従いましょう。
特に名札については、自分で書いてエプロンに縫い付けなければならないという場合もあるため、なるべく早めに確認して準備をしておく必要があります。
また、普段エプロンをつけ慣れていないと、つけたままの実技試験は違和感を覚えるかもしれません。エプロン装着の指示があるなら、エプロンをつけて実技の練習をしておくと良いでしょう。

今回のまとめ

介護職員初任者研修の実技試験は、介護職への第一歩とも言える試験です。せっかくこれまでに学んできたことを服装が理由で活かしきれないのは、非常にもったいないこと。服装が理由で試験に落ちる可能性もゼロとは言い切れません。
自分の学びを最大限に発揮し、無事に試験が終了できるように、まずは服装から見直してみてはいかがでしょうか。