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2023.08.08

介護施設のオープニングスタッフになるメリットと魅力

「オープニングスタッフ募集」という介護職の求人を見たことのある方も多いのではないでしょうか。介護施設のオープニングスタッフの求人は、未経験者や無資格者も幅広く求められる傾向があるとともに、待遇も良い傾向があるため、人気があります。
ここでは、ゼロベースから始められる介護施設のオープニングスタッフになるメリットやデメリット、やりがいなどをご紹介します。

短期間でスタッフを集めなければならないため好条件で募集している

介護施設のオープニングスタッフとは、新しく開業予定の施設や事業所で最初に働き始める正社員やパートの介護職のことです。
開業準備から開業後の施設運営が主な仕事で、無資格・未経験から有資格者まで幅広く募集しており、短期間でスタッフを集めなければならないため、高条件で募集していることも多い傾向があります。もちろん、介護福祉士など有資格者は無資格者よりも優遇される傾向にあり、一度介護の現場を離れた、いわゆる潜在介護士を積極的に採用している施設もあります。

全員が同期なのでチームワークを築きやすい

オープニングスタッフは経験者と未経験者、有資格者と無資格者などの個人差はあるものの、全員が同期です。新たな介護施設を一緒に築き上げる連帯意識が生まれ、チームワークを築きやすくなります。
上下関係や派閥など、人間関係で苦い経験をした人にとって、フラットで働きやすい職場と感じることでしょう。

きれいな施設で介護職に従事できる

オープニングスタッフは真新しいきれいな施設で働けるのも魅力です。新設された施設には、介護職の定着率を高めるため、入浴の介助や移乗用のリフトなどの最新設備が導入されていることも多く、介護職に多い腰への負担が軽減できる配慮がなされています。新しくて清潔な職場は働く場所として望ましく、意欲的に仕事ができるでしょう。

施設内のルールを仲間と一緒に決められる

新しい施設には、決まりごとやルールは存在しません。オープニングスタッフの仕事のだいご味は、ゼロから自分たちで作り出せる点です。施設内のルールもみんなで話し合って決めていくことが可能で、これまでの職場で改善したい点を指摘したが取り合ってもらえなかった人などは自由に声を上げやすくなります。
責任と自覚を持ってルールを決めることで、仕事に対するやりがいも生まれます。

有資格者や経験者の負担が大きくなりがちというデメリットもある

新しい施設には、部下や上司が存在せず、困ったときに判断を仰げる人がいないという状況もあり得ます。そんな時はどうしても介護福祉士などの有資格者、介護の職歴が長い経験者に頼りがちになり、経験者にしわ寄せが来ることもあります。
例えば、未経験者が多く採用された新しい施設では、介護福祉士や経験者などが介護現場での動きや利用者との接し方などを一から教える必要が出てくるかもしれません。リーダーとしての仕事以外にも、利用者のケアやルール作成、看護師との医療連携の話し合いなど、経験者でなければ対応できない仕事もあり、負担が大きくなることも考えられます。

今回のまとめ

オープニングスタッフは新しい介護施設で、開業準備から働く正社員やパートの介護職のことです。給料も高く、最新の設備が導入されていることも多いため、働きやすい職場であるケースが少なくありません。やるべきことは多いですが、全てフラットな状態から同期と作り上げるため、その分やりがいも大きい仕事と言えるでしょう。人気も高く、早期に募集が締め切られることもあるため、求人を見つけたらチャンスかもしれません。慎重かつスピーディーにアプローチしましょう。