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2023.08.10

介護職で働く時に役立つ!介護職の個人目標の設定方法

介護職は業務の内容がある程度決まっていることもあり、個人目標を設定することにあまり意味はないと感じている方もいるのではないでしょうか。しかし、そんなことはありません。個人目標を立てることで仕事へのモチベーションの向上に繋がりますし、何よりキャリアアップにも有効です。
ここでは、個人目標の具体的な設定方法について解説します。

最初に自分を客観視して自分を知る

目標を立てるには、まず自分は何ができるのか、何ができないのかを知る必要があります。そこで最初に、自己分析を行って自分を客観視してみてください。業務においてできること、できないこと、悩んでいること、苦手なことなどをピックアップします。
この時、ただ漠然と考えるのではなく紙に書き出しながらピックアップしてください。情報を文字にして1枚の紙に書き並べ、全体を一目で目視できるようにしておくことで「自分とはこういう人物だ」ということを客観視できるでしょう。

介護職で働く理想の自分をイメージする

目標を設定するうえで、理想の自分を思い描くことは非常に大切です。理想の自分=ゴールであり、ゴールに辿り着くために何が必要なのかを定めやすくなります。考えてもあまり思い浮かばないという方は、尊敬している先輩の姿でも良いでしょう。
重要なのは、理想の自分は「どんなことができているのか」を思い描くこと。目標を設定するわけですから、何でもできるといった抽象的なものではなく「この資格を持っている」「業務時間に耐えられる体力をつける」など、できるだけ明確にしておくことをおすすめします。

個人目標の内容を具体的に設定する

自己分析、そして理想の自分のイメージができたら、いよいよ個人目標の設定です。自己分析で導き出した課題、理想の自分になるために必要なことをベースに、目標を決めます。この時に注意しなくてはいけないのが、目標だからと無闇にハードルを高く設定しないこと。介護職に就いてまだ日が浅いのであれば基礎的な知識やスキルの習得、数年従事して仕事に慣れてきているのであればより専門的な知識の習得など、自分の仕事歴に合わせたものにするのがおすすめです。
個人目標はスキルアップや仕事のモチベーションを上げるために設定するものです。そのため、あまりにも難しくしてしまうと「どうせ無理だろう」とモチベーションは下がってしまいます。そのため、個人目標は手を伸ばせば届きそうなレベルで設定するようにしてください。
また、資格取得を目標にする方もいるでしょう。その際は「年度が切り替わる3月までに」「今年中に」といったように期限を設けて下さい。期限までにどう動けば目標が達成できるのか、スケジュール管理がしやすくなります。

今回のまとめ

個人目標を決める際、漠然と「こうなりたい」と思っているだけでは正しい効果を得られません。そのため、より具体的な目標設定することが大切。理想の自分と今の自分を比較し、理想に近づくには何をすべきなのか課題を見つけ、課題改善を目標に設定してください。ただし、大きな目標を設定するとハードルが高すぎて逆効果となるので注意しなければなりません。実現可能な目標を設定すれば、モチベーションを高く持って仕事に取り組めるでしょう。