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2023.08.10

新人の介護職員ならでは悩みと対処方法とは?新人介護職員は必見

介護の世界に飛び込んだ新人、中でも異業種から転職した介護職員は慣れない介護の現場で、悩みや不安を抱えながら仕事をしています。ストレスが重なり、耐え切れなくなって退職という事態にならないためにも、新人の介護職員の悩みに耳を傾けることが大切です。
ここでは、新人の介護職員ならではの悩みと対処方法をご紹介します。

利用者がお願いを聞いてくれない場合は焦らずに関係性を築く

利用者がお願いを聞いてくれない、先輩職員にはすんなりと応じてくれるのに自分が言うと拒否されると落ち込む方は少なくありません。新人だからかと勘繰ってしまうこともあることでしょう。
信頼関係ができていない人、よく知らない人から「ああしろ、こうしろ」と言われても、不信感があるため、指示通りに動かないのは当然のことです。自分が同じ立場だと、やはり同じような行動をとるかもしれません。
焦らないのが大切です。毎日顔を合わせ、食事や入浴、排せつなどの場面ごとに声掛けをしてコミュニケーションを取っているため、知らず知らずのうちに信頼関係ができています。時間がかかるかもしれませんが、気長に利用者と接することが大切です。
利用者に言葉がきつくなってしまいそうになったら、深呼吸を3回行ってから笑顔を作りましょう。

先輩職員の指導が異なっていたら上司に相談

新人介護職員にとって、先輩職員は頼りになる存在です。先輩職員の接し方やアドバイスを参考にしながら介護スキルを磨くことになりますが、先輩職員の指導が異なっていると、どちらのアドバイスを聞けばいいのか迷ってしまいかねません。また、一方を選ぶと「選ばなかった先輩に悪いことをした」と自分を責め、余計に悩んでしまいます。
早い段階で上司に相談するのが一番です。分からないままどちらかを選んでしまうと、自分の行動に自信が持てなくなりかねません。早い段階で、正しい支援を身に付けるためにも、上司に相談して、介護施設全体としての統一見解を聞くのが一番です。悩んでいると、利用者からも心配されるかもしれません。ほんのちょっとしたことでも悩みがあれば、すぐに相談できる環境を作っておきましょう。

収入面での悩みは各手当や残業代などを活用

介護の給与改善に国を挙げて取り組んでいるといっても、介護職の給料はまだまだ高いとは言えません。やりがいがあったとしても、収入面での悩みがあると、仕事を続けていくのも大変です。仕事に慣れてきて、仕事量が増えてくると「割に合わない」と悩む方もいます。
対処方法として、各種手当や残業代などを活用することが挙げられます。資格手当が充実している介護施設も増えてきていますし、介護職員初任者研修の受講に補助を出している施設も多いです。場合によっては無料で受けることもできるため、まだ取得していない方は検討してみてもいいかもしれません。
残業代はしっかりともらうように心がけてください。正当な理由がある場合は、時間外手当の申請を必ず行います。
副業を解禁している事業所もありますが、ダブルワークで体調を壊さないようにしてください。無理は禁物です。

今回のまとめ

新人職員のよくある悩みとその対処方法をご紹介します。同じ悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。未経験の慣れない環境の中では、誰もが新人です。分からないのが当たり前ですから、1人で悩みを抱え込まないようにしてください。上司やリーダーに相談して、早いうちに正しい介護方法を習得することが大切です。