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2023.08.10

介護職で役立つ介護職員初任者研修の講座受講費用や取得にかかる期間は?

介護職員初任者研修は、初めて介護の仕事をする人が挑む資格で、この資格を皮切りに、介護福祉士実務者研修、介護福祉士と資格取得を進めていきます。介護職員初任者研修の資格を持っていると採用時に有利に働き、給料面などの待遇も良くなるのが一般的です。
ここでは、介護職員初任者研修の講座受講費用や取得までの期間についてご紹介します。

介護職員初任者研修の講座受講費は3万円~13万円

介護職員初任者研修は厚生労働省の指針によって講座内容や受講時間が決まっており、基本的にどこで学んでも同じですが、取得までの費用が異なります。
講座受講費の相場は、3~13万円となっており、資格スクールの割引キャンペーンや就業割引などを利用することで、割安で受講できる仕組みもあります。
各スクールが講座受講費を自由に設定できるため、大都市部にあり、しかも通学に便利な立地条件のスクールほど、講座受講費は高くなる傾向です。
また、介護職員初任者研修の講座を実施している事業者によっても講座受講費が異なります。介護施設を持っている介護事業者や、人材派遣会社・人材紹介会社が主催している講座は、いわゆる囲い込み目的のために、かなり安く設定されているのが一般的です。自分たちで育てた人材を確保し、自分たちの施設で働いてもらうことを目的としています。

介護職員初任者研修取得にかかる期間は平均2週間から3ヶ月

介護職員初任者研修の受講時間は合計130時間となっており、実技の時間が90時間程度、座学の時間が40時間程度です。講座は通信と通学の2タイプで、通信講座の時間は40.5時間以内と定められており、通信を選んだ場合でも、数日程度は座学として通学する必要があります。
資格取得にかかる期間は平均2週間~3ヵ月間で、受講する人の生活パターンやニーズに合わせた講座が用意されています。ほぼ毎日スクールに通える場合は最短2週間で取得でき、平日の夜の時間帯に毎日通う、もしくは土日のみの通学であれば3ヵ月程度で取得することが可能です。早く資格を取得して、介護職として働きたいからといって、無理なスケジュールの講座を選ぶのはおすすめできません。
開催する時間帯や日程などを確認して、無理なく通えるスケジュールの講座を選ぶのがポイントです。

補助金制度があるので介護職をやる人は補助金制度を利用するのがお勧め

介護職員初任者研修の講座受講日が無料になる補助金制度があります。代表的なのが、失業者の求職支援を目的とした、ハローワークの「求職者支援制度」です。再就職や転職を目指す求職者が毎月10万円の生活支援給付金を受給しながら、職業訓練として無料で受講できる講座の中に、介護職員初任者研修が含まれています。
求職者支援制度を受給するためには一定の条件が必要ですが、給付が受けられない場合でも介護職員初任者研修の講座を受けられる場合があります。詳しくは、最寄りのハローワークに問い合わせてください。
「特定一般教育訓練給付金」は再就職支援やキャリアアップによる雇用の安定を図るための国の制度で、厚生労働省が指定する講座の受講費の40%(上限20万円)を支給してくれます。介護職員初任者研修も対象なので、上手に活用してください。
さらに、自治体ごとに給付金制度を設けている場合もあるため、チェックしてみましょう。

今回のまとめ

介護職員初任者研修は、介護職の未経験者が最初に取得する資格。資格スクールごとに講座受講費や期間は異なりますが、講座受講費は3~13万円、取得にかかる期間は平均2週間から3ヶ月が目安です。国や自治体が支給する補助金も多数ため、上手に利用して資格を取得することをおすすめします。