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2023.08.10
なぜ起こってしまう?新人介護職員が陥りがちなミスとその対処法
慢性的な人手不足が問題となっている介護業界において、新しい人材の確保は最重要課題と言えるでしょう。しかし、経験や知識不足が原因で、新人の介護職員はどうしてもミスを起こしてしまいがちです。
ここでは、新人介護職員が陥りやすい代表的なミスやその対処法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
仕事に慣れてない新人は手順ミスをしてしまう
新人の介護職員は、経験が浅いこともあって、薬の調剤ミスや記録ミス、コミュニケーション不足によるミスなど様々なミスを起こしがちですが、最も多いのが「身体介護などにおける手順ミス」です。
身体介護では、利用者の方の入浴介助や着替えの手伝い、食事などを通して手厚くサポートをします。しかし、これらの身体介護は少しでも手順を間違ってしまうと、利用者の方々に不快感を与えたり、ケガを負わせてしまったりする可能性が高まるのです。
例えば、入浴時の湯船にお湯を張りすぎることによる水没事故や、着替えの際に無理に力を加えることでケガを負わせるなどの事故が挙げられます。
少しくらい間違えても構わないだろうという甘い考えが大きな事故を招くため、基本に忠実に業務にあたることが必要です。
分からないことは新人から積極的に質問する
新人の介護職員が業務の手順ミスを起こす最大の原因は、業務内容や手順の理解不足です。介護の現場では、身体介助だけでなく、生活支援、医療行為など様々な業務があるため、経験不足の新人スタッフはどうしてもミスを起こしやすくなるでしょう。
そのため、業務において分からないことがあった場合は、自分から積極的に質問するように心がけてください。先輩から教えてもらうことを待っているだけでは、一人前として活躍できる時期をどんどん遅らせてしまいかねません。不安なことや分からないことがある場合は、一人で解決しようとせずにぜひ積極的に相談してみましょう。
事業所でマニュアルや手順書などがある場合は、それらの資料をしっかりと読み込み、担当する業務や手順に関する理解を深めてください。
先輩介護職員に教えてもらったことはメモする
業務内容や手順の理解不足を解消するためには、教えてもらった内容をメモに控えることを習慣化することも大切です。メモを取ることによって頭の中を整理することもできますし、後からメモを見返せば、業務内容や手順に関する理解も深められます。
また、介護の現場では、様々な業務を担当しなければならないことによる身体的な負担や責任の大きさによる心理的負担が非常に大きくのし掛かります。疲れやストレスによってミスが発生するケースも少なくありません。適度な休息をとりながら、同僚と協力して負担を分散していくよう心がけてください。
今回のまとめ
新人の介護職員が最も起こしやすいのが、業務手順のミスです。業務手順のミスをなくしていくためには、業務内容や手順に関する理解を深めていかなければなりません。緊張感や責任感によるプレッシャーによってミスが多発しないよう、適度な休息をとりながらスキルアップを目指していきましょう。