全国の介護・福祉資格講座を検索・申し込みできるフクシカサーチ「お知らせ・コラム」ページ

メニュー

Column

お知らせ・コラム

Guide

2023.08.10

介護福祉士実務者研修はいつ受けるのが良い?タイミングや受講のポイント

介護の現場で働く方の中には、介護福祉士実務者研修(以下、実務者研修)はいつ受けるべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実務者研修の取得は、介護福祉士の受験要件になっていることもあって、介護福祉士の受験も考えた上でタイミングよく受講したいと考える方も少なくありません。
ここでは、実務者研修を受講するタイミングや受講のポイントなどについて詳しくご紹介します。

介護職員が取得しておきたい介護福祉士実務者研修は早めの受講がおすすめ

国家試験の介護福祉士を受験するための条件となっている実務者研修ですが、「介護福祉士を受験する〇年前までに実務者研修を取得しなければならない」といった規定は存在しません。つまり、介護職一人ひとりのタイミングに合わせて実務者研修を受講すれば良いのですが、できれば早めに受講することをおすすめします。
働きながら介護福祉士を目指す実務者コースの場合、「介護の実務経験3年以上+実務者研修の修了」が受験要件です。最短最速で介護福祉士に挑戦するには、入職してから3年までの間に、実務者研修を修了しておくと良いでしょう。
介護福祉士の国家試験は毎年1月に実施されます。国家試験の受講タイミングで実務者研修を受ける人も多く、遅くても、国家試験の1か月前、すなわちその年度の12月までに実務者研修を受講しておくのがおすすめです。

実務者研修受講のベストタイミングは介護職員初任者研修の有無で変わる

実務者研修の受講タイミングは介護職員初任者研修(以下、初任者研修)の有無によって異なるので注意してください。初任者研修がない状態、つまり無資格の状態から実務者研修を受講する場合、必要となる受講時間は450時間、6カ月程度かかります。介護福祉士の勉強に約10カ月、実務者研修に6か月かかるとすると、3月末までに実務者研修を修了しておくのがベストなので、余裕を持って8月ごろから資格スクールで受講を始めるようにしましょう。
初任者研修の資格を持っている場合、130時間のカリキュラムが免除されるため、必要となる時間は320時間で、4カ月ぐらいかかります。必要な学習時間を考慮し、さらにスケジュールに余裕を持たせるならば、11月ごろから受講すると、慌てずに済みます。
実務者研修は、介護の現場に役立つ知識やスキルが習得できるため、早めに取得しておくと資格手当が上乗せされるだけでなく、仕事の幅が広がります。

実務者研修を受講する際のポイントとは?

実務者研修を受講する際、費用だけでなく、通いやすさとサポート体制が充実している資格スクールを選ぶのがポイントです。費用は安いに越したことはないのですが、費用だけで選ぶと後悔することになります。
自宅や職場から通いやすい距離にあり、オンラインや通信講座の体制が整っているスクールがおすすめです。オンラインや通信講座がない場合、無料の振替授業があるかどうかを確認してください。
講座受講費を安くする方法として、季節ごとのキャンペーンがあるスクールだと、割安になります。また、実務者研修を修了した後、系列の介護施設で働くことで講座受講費が無料になるスクールも存在します。

今回のまとめ

実務者研修は介護職でのキャリアアップに欠かせない資格で、できるだけ早めに取得するのがおすすめです。初任者研修の有無によって、受講時間が異なるため、介護福祉士に挑戦する方は余裕を持ってスケジュールを組み、チャレンジしてください。