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2023.08.10
自社で介護資格支援制度を導入!職員の成長と企業の発展を実現するには?
人材不足が深刻化する介護業界において、人材確保するために実践したいのが介護資格支援制度の導入です。企業として発展し続けるためには、一人ひとりの従業員のスキルアップが必要不可欠と言えるでしょう。
ここでは、自社で介護資格支援制度を導入する際の具体的な施策についてご紹介します。
社員のニーズに合わせた制度設計にする
社員のモチベーション向上やスキルアップの促進のために、社員のニーズに合わせた介護資格支援制度を設計することが大切です。社員のニーズを把握するためには、事前のアンケート調査や個別面談を実施する必要があります。その上で、従業員がどのような資格を取得したいのか、また資格取得に必要な時間や費用などを具体的に把握してください。
制度を実施するために、どのような手段で研修プログラムを実施するのか、そして、資格取得支援制度や資格手当の支給方法はどうするのか決定していきましょう。
導入前と後の課題を明確化して改善策を継続的に検討する
自社で介護資格支援制度を導入する際は、導入前後に様々な課題が生じる可能性があります。そのため、継続的に改善策を検討し続けなければなりません。
例えば、資格取得に対するモチベーションの低下は大きな問題です。制度導入前に資格取得に消極的だった社員は、制度化したとしてもモチベーションが低いことが考えられるでしょう。キャリアアップやスキルアップの目標設定を再確認し、目標達成のための具体的な支援を行っていくよう心がけてください。
さらに、資格取得に必要な費用や時間の確保も非常に大きな課題です。社員の負担を軽減するためにも、必要な費用の一部を企業側が負担するなど工夫する必要があります。
成果の可視化と報酬制度の改善を行う
社員のニーズに合わせた資格取得制度を導入する際には、成果の可視化と報酬制度の改善が非常に重要です。
例えば、社員が資格を取得した際には表彰状の授与や社内報などへ掲載するなど、その成果を可視化していくことをおすすめします。
また、資格取得をした社員に対する報酬制度の見直しも重要な課題です。具体的には、資格取得による報酬の増額や、報奨金制度の導入などが挙げられます。
報酬制度などの待遇改善によって、社員の資格取得に対するモチベーションが高まり、資格取得率の向上に繋がるでしょう。社員が積極的に資格取得できる環境を整えるよう努めることが大切です。
今回のまとめ
自社で介護資格支援制度を導入する際には、社員のニーズに合わせた制度設計が非常に重要です。そのためには、社員のリアルな声に耳を傾けることを始め、社員の現状把握を行い、資格取得に必要な情報提供や学習支援などの施策を行っていかなければなりません。また、制度を導入したら終了というわけではなく、導入後の課題を明確にし、改善策を継続的に検討し続けることも大切です。
社員のモチベーションを高めてスキルアップを図ることで、企業としての発展に繋げることが可能です。ぜひ自社に最適な介護資格支援制度について改めて考えていただき、具体的な施策を検討してみてはいかがでしょうか。