全国の介護・福祉資格講座を検索・申し込みできるフクシカサーチ「お知らせ・コラム」ページ

メニュー

Column

お知らせ・コラム

Column

2023.08.10

笑顔と素早い対応を心がけて利用者に好かれる介護職を目指そう

介護職は利用者さんに対して常に笑顔で対応することで、今まで以上に信頼関係を深めることが可能です。
ここでは、実際に利用者さんは介護職のことをどのように感じているのか、笑顔で利用者の方々と対応することにどのような効果があるのか詳しくご紹介します。

利用者はどんな風に介護スタッフをみている?

利用者の方は、日常生活を過ごすにあたって、何かしら不自由を感じている方がほとんどなので、サポートが必要です。そのような方々と関わるのが介護スタッフなので、頼りにされます。
さらに頼りになる存在だけでなく、利用期間が長く場合、それだけ親しくもなるため家族のように近い存在として認識している利用者もいます。
しかし、必ずしも良い印象として思うだけでなく、利用者にとって期待するようなサービスが提供されなかった場合や、介護スタッフの態度に不満を持った場合などにおいては悪い印象を抱く可能性も否定できません。
また、利用者への振舞いは良くても、ご家族への対応が悪い場合も同じように悪い印象を与えてしまいます。ご家族が介護スタッフのことを信頼し、サービス内容に満足していれば、利用者も安心してサービスを利用できるはずです。
このように、利用者が介護スタッフに感じる印象は、普段からのわずかな振舞いで良くも悪くも大きく変わります。

介護職は嫌な感情を顔に出さないで笑顔を作ることも大切

介護職は、排泄介助・食事介助・入浴介助・服薬管理など、様々な役割があり、利用者さんと実際に接する頻度も多いため、悲しみ・不安・イライラなど、嫌な感情が顔に出てしまう場合もありますが、決して顔には出さずに笑顔を作ることも大切です。
なぜ、介助職は笑顔を作ることも大切かというと、顔から出す感情は、利用者にも影響を与えます。
例えば、怒った表情をしている介護職がいると、利用者は不安や恐怖を感じ、悲しい表情をしていると、利用者も同じように悲しみを感じるかもしれません。そのため、介護職は、利用者に影響を与えないように、感情をコントロールすることが重要です。
介護職も人間のため、感情を常にコントロールすることは難しく、時には嫌な感情を抱えることがあります。しかし、そのような場合においても笑顔を作ることは大切です。
利用者にとって、介護職の笑顔は安心感を与えることができます。また、笑顔を作ることで介護職と利用者のコミュニケーションもより円滑に行えるようになり、お互いの信頼関係を深めることもできます。
嫌な感情を顔に出さないで笑顔を作るためには、まず自分自身の感情を把握することが重要です。
嫌な感情が出た場合は、深呼吸・ストレッチなどをしてリラックスしましょう。また、同僚・上司などとコミュニケーションをしっかり取り、感情を共有することも重要です。感情を共有できることにより、気持ちに余裕が生まれ、その結果、利用者に対しても穏やかな態度を取ることができます。

利用者と信頼関係を築けた介護職はやりがいがある

介護職は利用者さんが不自由に感じている部分や日常生活において、介助することで、利用者がより豊かで充実した生活を送ることができるようになります。
また場合によっては、今まで一人で歩けなかった方が一人で歩けるようになった、自分で食事を食べられるようになったなどの瞬間に立ち会うことができます。
しかし、介護職にやりがいを感じるためには、利用者との信頼関係が必要です。
利用者は、迷惑をかけてはいけないなどの理由から自分自身の問題についてなかなか話しません。しかし、介護職が信頼関係を築くことで、利用者が自分のことを話しやすくなった結果、抱えている問題や悩みを的確に理解できます。
このように、利用者との信頼関係を築くことで、ニーズを的確に理解し、適切な介助を行えるようになり介護職のやりがいがより強くなります。
常に笑顔で対応し、利用者と信頼関係を築ければ今まで以上に介護職にやりがいが強くなるはずなので、今日から意識してみてください。

今回のまとめ

今回は、介護職における笑顔で対応する重要性についてご紹介しました。介護職は排泄介助・食事介助・入浴介助・服薬管理など、様々な役割があり、利用者にとって常に重要な存在です。介護職は利用者と実際に接する頻度も多いため、嫌な感情を覚える場面がありますが、その時でも嫌な顔をすると利用者さんにも伝わり、信頼関係を築くことが難しくなりかねません。嫌な感情も顔に出さず、笑顔を作ることを心がけましょう。