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2023.08.10
介護職の会社に雇用される前に確認しておきたい労働条件とは?
介護職として働く際に確認しておきたいのが、ライフワークバランスにもかかわる労働条件です。
ここでは、介護職の会社に雇用される前に確認しておきたい労働条件について解説します。職場環境などは働いてみないと分かりませんが、労働条件は働く前に確認できるため、必ず入社する前に確認してください。
勤務時間はライフワークバランスに関わるので必ずチェック
勤務時間はライフワークバランスに関わります。働く前に下記の4項目は必ず確認を行ってください。
・残業代がきちんと支払われているか
・有給休暇は取りやすいか
・体調不良や忌引でも休めるのか
・長時間労働が普通の環境になっていないか
また、介護士さんの勤務時間は施設形態によって異なります。それぞれの勤務時間は下記の通りです。
入居施設
入居施設では、夜勤があります。勤務時間はそれぞれシフトで区切られています。
・早番:7時〜16時
・日勤:9時〜18時
・遅番:11時〜20時
・夜勤:17時30分〜8時30分
入居施設の多くでは、2交代制勤務、3交代制勤務、4交代制勤務のいずれかに分かれています。勤務時間を分けている理由は、職場の人員配置や忙しい時間帯に人材を確保するためです。
デイサービス・訪問介護事業所
デイサービスや訪問介護事業所は、基本日勤のみで、勤務時間は9〜18時がほとんどです。実働8時間で休憩は1時間です。
職場によってはデイサービスの宿泊対応や訪問介護の早朝・夜間対応を行う場合もあります。日勤のみかどうかは求人票や面接などで確認してください。
給与は将来設計に欠かせないポイント
給与は将来設計に欠かせないため、ほとんどの方が気にするポイントです。給与は施設によって異なりますが、同じ地域の施設の料金相場より高すぎたり、安すぎたりする場合は注意してください。
給料が相場よりも安い施設は、経営が厳しかったり、介護現場の職員を軽視したりしている可能性があります。一方で、給料が相場よりも高い施設は、激務だったり、拘束時間が長かったりするため、時給換算するとアルバイトよりも安くなってしまう場合もあるので注意してください。
施設で働く際は、介護職の平均年収や地域の給料水準を把握して相場観を掴み、安心して働ける環境か判断していくと良いでしょう。
介護職の業務内容や就業場所は重要な労働条件なので事前に確認
業務内容や就業場所は重要な労働条件になるため、事前に確認してください。施設によっては口頭のみで労働条件を伝えてくる場合もありますが、書面やメールでもらうように依頼してみると良いでしょう。書面でもらえれば、働いてみて最初に言われた内容と異なっている場合、採用担当者に確認できます。しかし、口頭だと曖昧な回答しかもらえない可能性がありますので、働く前に下記の条件を確認してみてください。
・労働契約の期間
・業務内容
・就業場所、役職
・勤務時間(シフト)
・休憩時間
・休日、休暇
・賃金、締切支払日、支払いの方法
・解雇を含む退職に関する事項
・就業場所への交通手段
・昇進と昇格のタイミング
今回のまとめ
今回は、介護職の会社に雇用される前に確認しておきたい労働条件について解説しました。労働時間や給料に関しては、生活に直結する重要事項なので、働く前に入念に確認してください。また、業務内容や就業場所も重要な労働条件なため、必ず確認しましょう。
労働条件を口頭でしか伝えない施設もありますが、内容と相違があった際に相談できるよう、必ずメールや書面でもらうことが大切です。