お知らせ・コラム Column
Column
2023.08.16
実際にデイサービスで働くには資格が必要?持っていると役立つ資格は?
デイサービス(通所介護)は、介護認定を受けた利用者が日帰りで食事や入浴、リハビリなどを行う施設です。デイサービスは無資格・未経験でも働けるため、介護の資格は必ずしも必要ではありませんが、持っていると優遇される資格があります。ここでは、デイサービスの仕事で役立つ資格についてご紹介しますので、デイサービスへの転職を検討している方、新人介護職の方はぜひ参考にしてください。
デイサービスには資格は必要なのか?
利用者が施設内で安全に過ごせるように見守り、触れ合うことが仕事のため、介護の資格は特に必要とされません。
デイサービスに通う高齢者の多くは、ある程度身の回りのことを自分でできるという方々が多いです。トイレも誘導すれば自分ででき、食事も自分で食べることができるため、排せつ介助や食事介助は必要ないケースが一般的です。
利用者の身体に触れる仕事もそれほどないため、無資格・未経験の方でも働きやすい職場と言えるでしょう。
デイサービスは原則として、平日午前9時頃から午後6時頃まで開いており、利用者は施設内で時間を過ごします。送迎用の車に乗り、施設に到着するとバイタルチェックを経て、レクリエーションや趣味、個別のケアプランに基づいた機能回復訓練、食事、入浴などを行い、車で帰宅します。
持っているとデイサービスで役に立つ介護職員初任者研修とは?
施設内には施設長、看護師、介護スタッフ、機能訓練指導員、生活相談員などが常駐しています。無資格の方は、先輩スタッフから支持を受けて業務に取り組み、経験を重ねます。介護職としてステップアップしたいのであれば、「介護職員初任者研修」の資格取得がおすすめです。
介護職員初任者研修は介護の入門資格です。介護職員初任者研修を取得すると、利用者の身体に触れてサポートする「身体介護」ができるようになります。身体介護の分野である、食事介助や排せつ介助、入浴介助ができるようになると仕事の幅が広がり、デイサービスの仕事がさらに充実することでしょう。
介護職員初任者研修以外にデイサービスで役に立つ資格とは?
介護職員初任者研修以外にデイサービスで役に立つ資格として、介護福祉士実務者研修、レクリエーション介護士があります。
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の上位資格で、より実践的な内容となっています。初任者研修の資格を取得している場合、130時間の免除を受けられます。
デイサービスでのレクリエーションの時間を充実させたい方は、レクリエーション介護士という民間資格を取得してみてはいかがでしょうか。レクリエーション介護士は、高齢者一人ひとりに合ったレクリエーションを企画・運営できる能力を証明する資格です。レクリエーションの企画を苦手とする介護スタッフも多いため、取得すると重宝されることでしょう。資格は1級と2級があり、2級は誰でも受講できますが、1級は2級取得が条件となっています。
今回のまとめ
デイサービスでは資格がなくても働くことはできますが、介護職員初任者研修の資格を持っていると、身体介護ができるようになり、仕事の幅が広がります。さらに、介護福祉士実務者研修などの資格を取得することで、収入もアップします。資格取得の費用を負担してくれる施設もあるので、上手に活用してデイサービスでの仕事を充実させましょう。