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2023.08.16
新人介護職のあるあるエピソード!
どんなにしっかり勉強してきた介護職員でも、初めての現場でミスや失敗をせずに全ての業務を遂行することは難しいでしょう。新人介護職にありがちなエピソードを事前に知っておくと、同様の状況に遭遇した場合に迅速に対処できるかもしれません。ここでは、新人介護職によくある失敗エピソードをご紹介します。
新人介護職は業務を覚えることに集中してしまう
新人介護職であっても、利用者の食事・入浴・排泄・更衣・移動や乗降といった介助業務を実際に担当することになります。その施設におけるやり方やルールなども含めて、これらの業務の進め方を覚えなければなりません。
しかも、1人で複数の利用者を担当するため、新人のうちはとにかくこれらの業務を覚えることに手一杯になってしまいがちです。さらに、介護業務以外にも、介護報酬請求業務などの書類作成や利用者のデータ入力といった事務業務も発生します。
自分の業務を覚えることに集中しすぎると、利用者の状況を十分に把握する余裕がなくなり、転倒や誤飲などの兆候を見逃してしまうかもしれません。日々メモを取り、できるだけ早期に業務の手順や利用者の情報などを覚えるように努めましょう。
新人介護職は同僚や先輩と比較して落ち込んでしまう
他人と自分を比較することにより競争意識が生まれ、チャレンジする意欲や困難に立ち向かう精神力、根気強さを養えます。しかし、新人介護職は経験が浅くスキルも限られていることが多いため、同僚や先輩との比較によって自己評価が低下し、逆に落ち込んでしまうことが少なくありません。
同僚や先輩と比較しすぎる傾向がある場合は、自分の成長にフォーカスしましょう。人と比較するよりも、過去の自分と比較することで自分がどれだけ成長したかを把握でき、自信を持てるようになるからです。自分の成長に気付けると新たな目標も見つかることもあるため、モチベーションの維持もしやすくなります。
新人介護職は利用者さんのニーズを忘れがち
適切なケアを提供するためには、利用者のニーズを理解することが不可欠です。しかし、新人介護職は日々の業務をこなすことに精一杯で、利用者のニーズを考慮することを忘れがち。また、新人介護職が「やってあげたいこと」は、必ずしも利用者のニーズ、つまり「やって欲しいこと」と一致するとは限りません。
例えば、「利用者は誕生日会やレクなどを楽しみにしているはず」といった思い込みを持っていると、これらを希望しない利用者のニーズに気付けない可能性があります。
利用者さんが自分の要望を伝えてくれれば理想的ですが、利用者の中には自分にとって最適なものが何かわからない方も少なくありません。そのため、利用者の話には注意深く耳を傾けて本音を聞き出し、隠れたニーズを引き出すことが重要です。
今回のまとめ
新人介護職として働き始めると、多くの業務を覚えなければならず、周りが見えなくなりがちです。そのため、ミスや失敗をしてしまうかもしれません。しかし、重要なのは失敗から学び、同じミスを繰り返さない努力をすることです。ご紹介した新人介護職員の失敗エピソードと対象法を参考にしてみてはいかがでしょうか。