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2023.08.16

介護職は障害者支援施設でも働ける?障害者介護の仕事内容やメリットとは

介護職は高齢者の介護施設だけでなく、障害者支援施設でも働くことが可能です。障害者支援施設とは、障害者に対して生活支援や自立訓練、就労支援などを行う施設であり、障害には身体障害、知的障害、精神障害の3つがあります。この記事では、障害者介護の仕事内容やメリットなどをご紹介しますので、障害者支援施設で働くことに興味がある方はぜひ参考にしてください。

知的障害者施設や障害者グループホームなどでの生活支援業務がある

障害者支援施設での介護職の主な仕事は、食事や入浴、排せつの介助、レクリエーション活動の提供、医療機器の操作、記録の管理などの生活支援業務です。
知的障害者施設は、知的障害のある方を対象としている障害者支援施設です。生活支援が主な業務となるので、高齢者や身体障害者の施設と比べると体力的に楽という特徴があります。しかし、発作的にパニックを起こしてしまうこともあるため、慎重に対応しなければなりません。
障害者グループホームは、障がいのある方に「共同生活」してもらうための施設で、高齢者向けの介護施設で行うような生活支援に加えて、自立訓練や就労支援も行い、自立した生活を送れるように支援するのが仕事です。24時間体制で支援するため夜勤もあります。

障害者支援施設で働くメリット

障害者支援施設で働くメリットとして、障害への理解と障害者に対する専門的な知識を身に付けることができ、障害者と関係を築くことで使命感とやりがいを感じられる点にあります。
身体や精神など障害の種類によって支援方法やコミュニケーション方法などを変える必要があるため、幅広い知識を得ることができ、自己成長に繋がります。コミュニケーション能力や問題解決能力などのスキル向上も期待できるでしょう。
高齢になると脳や体に障害を持つ人も増加傾向にあるため、障害者施設への需要も増加しています。障害に配慮した支援やケアが必要となるため、施設での経験は転職する際に有利に働きます。障害者支援施設での経験は、高齢者の介護施設や自治体の専門窓口などにも活用できます。

目標を達成できた時は大きなやりがいを感じる

障害者と一緒に過ごし、試行錯誤を繰り返しながら目標を達成できたときの喜びはひとしおで、大きなやりがいを感じることでしょう。
試行錯誤の過程で、障害者の変化に気付き、成長を感じる瞬間もあります。自立するために頑張る姿を見ていると、応援したい気持ちが自然と湧いてくるのではないでしょうか。
知的障害や精神障害を抱えている方と信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションを取るのは簡単ではありません。うまく意思疎通ができないと、自分の力不足を感じ、ネガティブな気持ちになってしまいがちです。
辛抱強く場数を踏んで、何度も取り組むことで徐々に心が通じ合い、信頼関係が築けるようになったときは、何事にも代えがたい達成感を感じます。障害者支援施設ならではのだいご味で、この感覚は他職種ではなかなか味わえない魅力と言えます。

今回のまとめ

介護職は、知的障害者施設や障害者グループホームなどの障害者支援施設でも働くことができ、主な仕事は生活支援です。障害者支援施設で働くと、障害への理解が深まり、幅広い専門知識とスキルを手にすることができます。就労経験が大きな財産となり、転職にも有利に働く点もメリットです。自己成長したい方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。