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2023.08.16

一般的な介護職はどんなシフトで働く?早番や遅番は何時から?

介護職を目指している方の中には、就職後の具体的な勤務形態について詳しく知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。夜勤や日勤については理解していても、日勤においては早番や遅番など様々な勤務パターンが存在するので注意が必要です。ここでは、一般的な介護施設(老人ホームやデイサービスなど)での勤務形態や、早番や遅番の出勤時間、業務内容についてご紹介します。

介護職は2交代制や3交代制を採用している施設が多い

介護施設のサービス形態は、主に通所型、訪問型、宿泊・入所型の3つです。宿泊・入所型の介護施設(ショートステイや老人ホームなど)では、24時間の交代制が採用されており、夜勤勤務が行われます。夜勤のシフトは、3交代制(日勤、準夜勤、夜勤)や2交代制(日勤、夜勤)で組まれるのが一般的です。
一方、多くの通所型の施設(デイサービスなど)や訪問型の施設(ホームヘルパーなど)では、夜勤勤務がない場合でも、早番、日勤、遅番などに分けた時差勤務が行われています。これは、デイサービスでの送迎や、訪問介護での早朝・就寝前のケアなどの時間に合わせるためです。

早番は朝6時から7時前後のシフト

早番の介護職は、通常朝6時以降から8時前までに出勤し、出勤時間が早まる代わりに退勤時間も早くなるのが一般的です。例えば、午前6時に出勤する場合は午後3時に退勤し、午前7時に出勤する場合は午後4時に退勤するなどです。ただし、仕事が終わらない場合は残業となる場合もあります。
宿泊・入所型の施設における早番の介護職は、夜勤務者からの引き継ぎ準備を行い、日勤の介護職が業務を開始するまでのつなぎ役を担います。主な業務内容は、朝の排泄介助や朝食の介助、整容などです。グループホームなどの小規模な施設では、早番の介護職が朝食の準備も担当する場合もあります。
デイサービスなどの通所型介護施設における早番の主な仕事は送迎業務です。遠方の利用者や早い時間に送迎が必要な利用者を迎えに行く役割を果たします。訪問介護の場合は、朝のオムツ交換が主な業務です。

遅番はお昼や午後からスタートのシフト

宿泊・入所型の施設では、遅番はお昼前後や午後に出勤することが一般的です。例えば、午前11時に出勤する場合は午後8時までの勤務となり、午後1時に出勤する場合は午後10時までの勤務です。遅番の介護職は日勤の職員と協力して業務に取り組み、日勤職員の退勤後は夕食の介助や就寝前までのケアを行い、夜勤者や準夜勤者の負担を軽減します。
デイサービスなどの通所型介護施設では、遅番のシフトが設定されていない場合もあり、遅番があっても午後7時までには退勤できるのが一般的。訪問介護では、遅番の主な業務は夕食の介助、オムツ交換、夜間の体位交換です。特に体位交換が必要な利用者の場合、遅い時間帯に訪問する必要があることもあります。

今回のまとめ

多くの介護施設では、必要な時間帯に人手を確保するために、遅番や早番を組み合わせたシフトを導入しています。宿泊・入居型の介護施設では、夜勤を含む2交代制や3交代制を取り入れており、夜勤がないデイサービスや訪問介護などの通所型施設においても、遅番や早番による時間差勤務を取り入れているところが多いでしょう。これから介護職を目指す方は、自身の働きやすい時間帯を考えることも大切です。