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2023.08.16

介護職の転職後に新しい職場に馴染むためのポイント

介護職の方が新しい職場に転職するときは、ワクワクする気持ちと同時に様々な不安を覚えるかもしれません。新しい職場では、その施設ならではの文化やルールが存在することもありますし、業務をスムーズに進めるためには他のスタッフとの円滑な関係構築も必要だからです。これから介護職へ転職を検討している方に向けて、新しい職場に馴染むためのポイントをご紹介します。

転職先のルールや方針に慣れる

同じ介護現場でも、職場ごとに異なる運営方針やルール、慣習、雰囲気が存在します。例えば、ある職場では入居者の自主性や個別のニーズに重点を置き、自立支援を重視するかもしれません。一方、別の職場では安全性や効率性を重視し、手順を遵守する方針である可能性もあります。
転職でキャリアのある人ほど、前職までの職場の雰囲気やルールの違いに戸惑うことがあります。しかし、考え方やルールの違いは、正しいか正しくないかではなく、その職場での介護の考え方や業務の進め方が異なるだけだと捉えることが大切です。
このようなルールや方針に早く慣れるために、入職後は細かくメモを取りましょう。業務中に出てきたポイントや重要な情報をメモに残し、就業後にはそれをまとめて復習することで理解力が高まり、効率的に仕事内容を覚えることができます。
また、手順マニュアルがあれば丁寧に読み込み、職場のルールを正しく身に付けることも大切です。職場のルールについて不安や疑問がある場合は、上司や同僚に積極的に質問してください。

積極的に挨拶して同僚に慣れる

入職後の最初の一週間は、自分の印象が決まる重要な期間です。積極的に明るく礼儀正しい挨拶を行い、好印象を与えましょう。介護現場ではチームでの連携が必要であり、挨拶を通じて職場内のコミュニケーションや連携を促進するからです。
相手の挨拶に対してだけでなく、自分から積極的に挨拶することも重要です。職員全員に対して「お疲れ様です!」などの挨拶をすることで、相手からも挨拶を返してもらえることがあります。新しい職場では、どの同僚に対しても笑顔を保ちながら大きな声で明るい挨拶することを心掛けてください。明るく元気な挨拶は、上司や同僚はもちろん、その様子を目にする利用者にも好印象を与えられます。

相談相手を見つけると介護職の転職先に馴染みやすい

介護職の仕事に慣れるために必要な時間には個人差がありますが、一般的には約3ヶ月と言われています。この期間内には新しい職場のやり方やルールに戸惑ったり、人間関係で悩みが生じたりしやすいため、信頼できる人や相談できる人早めに見つけることが大切です。
入職当初は、誰に相談すれば良いかが分からないかもしれません。まずは職場を観察し、信頼できそうな介護職員や話しやすそうな人に声をかけてみましょう。相談相手が見つからない場合は、施設長や上司に相談相手を尋ねるのも有効です。大切なのは、自分に合う相談相手を見つけて、悩みを一人で抱え込まず、適切なサポートを受けながら新しい職場に馴染んでいくことです。
年齢や経験の差などが大きくて職場のスタッフに相談しにくい場合は、キャリアカウンセラーや自治体が提供する介護職員向けの相談窓口を利用する方法もあります。

今回のまとめ

転職先の介護現場に馴染むためのポイントは、メモを活用して運営方針やルールなどを理解し、積極的に同僚などへの挨拶を行って良い人間関係を構築することが挙げられます。また、不安や悩みを相談できる上司や同僚、あるいは外部窓口などを把握しておくと安心です。